料理中にもマインドフルネスを実践できる?~ティクナットハン師が教える、台所での瞑想

食べるという行為も瞑想になるとして、「食事の瞑想」を以前ご紹介しましたが、その食事の前後にある、調理や後片付けのタイミングも、もちろん瞑想になるそうです。台所でできる瞑想をご紹介します。

台所は瞑想の練習に ふさわしい場所

台所は瞑想の練習をするのにとてもふさわしい場所です。料理や後かたづけをマインドフルに行います。呼吸を意識し、集中を保ちながら、リラックスした静かな心で作業をしていきましょう。 自宅の台所を工夫して、料理中にマインドフルネスの実践を思い出す祭壇をこしらえてもいいでしょう。ちょっとした棚をつけ、線香立てと、できれば小さな花びん、きれいな石、先祖や自分の先生や師の小さな写真、仏像や菩薩像など―何でも自分にとって意味のあるものを入れるスペースを作ります。 台所に入り、線香を捧げ、マインドフルに呼吸し、そこを瞑想の場所として整えてから作業をはじめましょう。

皿洗いも気持ち次第で 喜びと安らぎが広がっていく

調理時間にじゅうぶんなゆとりをもち、あせらないようにしましょう。 料理するあなたも、それを食べるすべての人も、実践はこの食べものによって決まることを自覚しましょう。その意識が、慈しみとマインドフルネスの込められた健やかな料理を作るように導いてくれます。 台所をかたづけて皿を洗うときには、瞑想の場で祭壇のそうじをしているか、幼いブッダを沐浴させていると思って行ってください。そうした気持ちで洗えば、喜びと安らぎが、心の中にもまわりにも広がっていくのが感じられるでしょう。 出典:『ブッダの幸せの瞑想』(サンガ) 著 ティクナットハン 訳 島田啓介+馬籠久美子

さまざまな瞑想法も学べる 5/10(土)ビジネスセミナー開催!

ティクナットハン師の教えを受け継ぐアジアの導師が来日し、すべての社会人に必要な人間力を養う1Dayセミナーを開催!(※ティクナットハン師の来日はありません) 内容は一日の行程がすべて瞑想。ご法話、食べる瞑想(昼食にはベジタリアン弁当がついています)、歩く瞑想など。自分自身のこと、周りのことを深く見る目を持ち、無意識から意識へと変革に導きます。 経済の世界でも、禅の学びが活かされようとしています。マインドフルネスをビジネスでどう活かすか。思いやりや他者への理解などが、ビジネスの成功と共生するものだということを皆様とシェアします。 アジア総代表のブラザーファプカムが到着されました!

1Dayセミナー「幸せになるビジネス〜コミュニケーション力の磨き方〜」 【開催日時】2014年5月10日(土)10:00〜17:00 【場所】東京グランドホテル 桐楓の間(キリカエデノマ) 【料金】15,000円 ■お問い合わせ・お申し込み■ 株式会社エルアウラ Tel.03-5778-3290 http://www.trinitynavi.com/products/detail.php?product_id=933 ※その他の来日・企画は、『微笑みの風』(http://www.windofsmile.com)をご覧ください

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