映画で誰も感じたことのない愛おしさ、切なさが溢れるSFラブストーリー『her/世界でひとつの彼女』

Photo courtesy of Warner Bros. Pictures

第86回アカデミー賞脚本(スパイク・)賞(ジョーンズ)受賞!
誰も観たことのない、ラブストーリー

スパイク・ジョーンズ監督4年ぶりの長編最新作として話題の『her/世界でひとつの彼女』が、6月28日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー決定!

ホアキン・フェニックス、エイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、そして主人公を魅了し、ときに翻弄する人工知能型OSシステム“サマンサ”の声だけの出演にスカーレット・ヨハンソンと、豪華キャストが紡ぐ、誰も感じたことのない愛おしさ、切なさがぎゅっと詰まったラブストーリー。
これまでにもアカデミー賞前哨戦となる数々の映画賞を席巻、多面的に高い評価を得ている。

ニューヨークにクラスある男性が、コンピュータのオペレーティングシステムの声だけの女性と恋に落ちるというSFラブストーリー。
実際には存在せず、声だけの女性との恋愛は果たして可能なのか。
二人が心を通わせていく過程は、最先端ツールを使いこなし、現代社会を孤独に生きる人々にとって大変共感できる。

そして、昨日3月3日(日本時間)には、第86回アカデミー賞受賞結果が発表され、本作が脚本賞(スパイク・ジョーンズ)を受賞!

 


Photo by Sam Zhu

スパイク・ジョーンズは、初監督作『マルコヴィッチの穴』(00)が第72回アカデミー賞(監督賞・脚本賞)にノミネートされるも、受賞は逃したため、14年の時を経て念願の初受賞となった。

本作は長編では初のスパイク・ジョーンズ単独脚本作品でもあり、これまでにも第71回ゴールデン・グローブ賞や第66回全米脚本家組合賞などでも脚本賞を受賞しているが、今回のアカデミー賞での脚本賞受賞に喜びを露わにしている。授賞式ではカレン・O書き下ろし楽曲「The Moon Song」が本人により生披露され、会場は感動に包まれる場面もあったそうだ。

受賞者スピーチ(スパイク・ジョーンズ)
素晴らしい瞬間です。45秒で話さなければないので急ぎます。(笑)
この場には、私一人で立っているわけではありません。友人や家族、多くの方がサポートをしてくれました。だから、みんなでここに登壇しているようなものなのです。人と人との結びつきや親密さを描いたこの映画を、みんなで協力して作り上げました。この賞は全員のものです。本当にありがとうございます。

 

『her/世界でひとつの彼女』
6月28日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
https://her.asmik-ace,co,jp  

【監督&脚本】スパイク・ジョーンズ
【出演】ホアキン・フェニックス エイミー・アダムス ルーニー・マーラ オリヴィア・ワイルド スカーレット・ヨハンソン
【配給・宣伝】 アスミック・エース