『ルーンマスター杉原梨江子　～北欧の聖なる文字ルーンからの伝言～』

北欧の聖なる文字ルーン

贈り物のルーン、果実のルーン、富のルーン、風のルーン、火のルーン……。一つ一つの文字に精霊が宿り、願いを叶える魔力を秘めた、北欧の古代文字「RUNE」のご加護をあなたに。はじめまして。ルーンマスターの杉原梨江子です。ルーンに導かれて、約10年。『トリニティ』のみなさまに聖なる文字「ルーン」についてお伝えできることを幸せに思います。

「ルーン」とは古ノルド語で“ささやき”“秘密”という意味です。言霊が“口にした言葉”が現実となるように、ルーン文字は“文字に書いた言葉”が現実となると知ってください。私は「文字魂（もじだま）様」と呼んでいるのですが、一つ一つの文字に精霊（神様、トロール…呼び方はいろいろ）が宿り、手にする人に願いを叶える＜神秘の力＞をもたらします。

『トリニティ』読者の方なら「ルーン占い」を知っている人は多いでしょう。実際に日常で占っている人も多いと思います。でも、私がみなさんに願うことは、単なる遊びで終わらせてほしくない、ということです。従来の占いの多くは、誰かに当ててもらう、誰かに指示してもらう行為でした。けれど、ルーン文字による占術は違います。一つ一つの文字に宿る精霊たちとコンタクトをとりながら、あなた自身が未来を予言し、つねに正しい選択をし、自分で未来を創り出す力を得るのです。
ルーンの精霊たちとの対話を始めると、次々と思いもかけない出来事や出会いが増えていきます。そこで巡り合う、新しいあなた自身。そして、それこそが最も望んでいた未来の自分の姿だとある日気づくのです。
“運命の導き”としか思えない、神秘の奇跡をあなたも体験してみませんか？

「ルーン文字」は願いを叶える聖なる文字

ルーン文字は本来、魔術師が囁いた呪文を文字に固定化するために作られたと伝えられています。ルーン文字を木や石に刻めば、呪力が増大すると信じられていたのです。伝達や記述など実用的な文字としても使われましたが、呪術文字として信頼されていたことが大きな特徴です。ルーン文字を刻んだルーン石碑、宝石や剣、槍などがヨーロッパに数多く残っています。

ルーン文字を使っていた北欧の国々

スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、アイスランド。2世紀頃から17世紀頃まで、スカンジナヴィア半島を中心とした、これらの地域で使われていました。北欧とひと言でいっても、フィンランドは民族が異なり、ルーンを巡る国々には入らないんですよ。

＜神秘の力＞を授けるルーンの精霊たち

古代北欧には万物に精霊（神）が宿るという自然信仰がありました。風や水、火や大地だけでなく、文字にも精霊が宿っています。日本の八百万の神々と同じような自然信仰がヨーロッパにもあったのです。でも私は、昔はそうだった…と過去形では考えません。現在でもいたるところに精霊はいます。現代人の多くが“見る目”を失っているだけ。ルーン文字に宿る精霊との対話を繰り返す中で、あなたにも精霊の姿が見えるようになると思います。人間に＜神秘の力＞を与え、25の人生の知恵を授けるルーンの精霊たちと出会う時空に入っていきましょう。

聖なる文字「ルーン」をあなたの人生に生かす３つの方法

（１）自己暗示に使う：自分に必要な「ルーンの力」を選び、行動に起こす
（２）占術に使う：ランダムにルーン石（木片）を引いて、メッセージに従う。
（３）名前に使う：自分の名前をルーン文字で書き、お守りに
具体的な方法は次回から伝授しましょう。まずは、25のルーンと出会ってください。