花粉症で苦しんでいるあなたへ

花粉症に共通するのは食習慣

ただいま次回の「スリムになるための栄養」について書いているところでしたが、ぼくの周りで花粉症に苦しんでいる人があまりに多いので、緊急で花粉症について書くことにしました。花粉症で悩んでいる方、必読。

ぼくの周りを見ていると、ほぼすべての人が薬で対処しています。ぼくは花粉症ではありませんが、元来アレルギー体質で慢性鼻炎を持っていましたから、苦しさはよーーーくわかります。たぶんぼくが患った症状よりも苦しいと思います……。苦しみから解放されたいのは人間当然のことなので、薬を飲むのは全く否定しませんし、まずは症状をしっかり落ち着けてください。問題はもっと根本的なところです。

ぼくがこれまで関わった花粉症の人で共通するのは、「食習慣の悪い人」「食に偏りのある人」です。

とくに、
1、砂糖の入った食べ物、飲み物をよく摂る。
2、乳製品が好き。
3、コーヒーをよく飲む。

です。言い換えれば、砂糖と乳製品とコーヒーを抜けば、か・な・り!楽になります(ぼくは医者ではないので、「治る」とは言えません)。

「花粉症にはヨーグルト」は、本当に正しい!?

よく「花粉症にはヨーグルトがいいよ!」と聞きますが、ぼくは「う〜ん……」です……。まずなんで花粉症にはヨーグルトという話になるかというと、花粉症はそもそもアレルギー症状の一つ。アレルギーは日本語で言うと、「免疫異常」。本来人の免疫は、人に対して悪さをするウィルスや細菌を排除するためにありますが、花粉は人に入ってきても悪さをしないですよね?

鼻のなかに入って花を咲かせるわけでもないですし、身体をむしばむ毒を発するでもありません。なのに花粉症の人が花粉を吸い込むと、鼻水や涙がどんどん出て、花粉を体外に出そうとします。つまり、免疫が間違ったことをしているわけですね。じつはこの免疫を司っている重要な器官が「腸」であることがわかっています。驚くことに、身体の免疫細胞の実に60%以上が腸に存在しているのです。

!?(゜〇゜;)マ、マジ…

単純に言うと、腸がキレイだと免疫は正常に働き、腸が汚いと免疫は落ちたり、おかしくなったりします。そこで、ヨーグルトが出てくるわけですね。ヨーグルトには乳酸菌などの腸内をきれいにしてくれる有用菌が含まれているからです。ですが、有用菌が腸までしっかり届くのか?という問題と、それ以上に、ヨーグルトは動物性食品。動物性食品は腸内を確実に汚くします。腸をキレイにしたいなら、他に発酵食品はたくさんありますし、乳酸菌やビフィズス菌などのサプリメントも有効な手段です。あえてヨーグルトにこだわる理由はありません。

また一般に日本人がヨーグルトを食べる時は砂糖が入った甘いヨーグルトを食べます。砂糖は腸内の悪玉菌のエサになるので、これまた腸内環境を悪くします。「ヨーグルトは乳酸菌が入っているから腸内をキレイにする」。ここだけが過大広告されがちですが、総合して見た場合にぼくは疑問を抱かざるを得ません。

コーヒーはぼくも明確に理由は分かっていませんが、おそらく自律神経系に狂いを生じさせることによるのではないかと。自律神経系は免疫をコントロールしているからです。

花粉症を楽にする3つのアドバイス

ですので、ぼくからのアドバイスは、一定期間、砂糖、乳製品、コーヒーを断つ! これをやってみてください! これだけでか・な・り!楽になると思います。付け加えるなら、野菜をたくさん食べることと、お水をたくさん飲むことですね。腸内環境を考えた場合、お肉なども食べない方がいい。

ただ、これはほぼ間違いないだろうと思うのですが、残念ながらたいていの人は実行できません。できても10%くらいでしょう。なぜなら花粉症はたいていの場合、1年のうち一時期だけ。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のは人間の得意技だからです。砂糖と乳製品の組み合わせって間違いなく美味しいものばかりですし、それを断つくらいなら薬でしのぐ!っていう開き直る人もいます。

ですので、ぼくは情報を提供するだけにしています。花粉症から解放されたいのか?それとも毎年苦しむのか? やるかやらないかはあなた次第。