冷えとり飲み物のダークホース。ほうじ茶の実力に開眼!

毎日の飲み物だからこそ、冷えとり&健康の土台になる

まだまだ地域によっては、大雪などで大きな被害が出ていますが、関東ではようやく厳しい寒さが抜けたようで、そろそろ花粉も気になる季節になってきました。とはいっても、まだまだ温かいものがホッとする季節。冷たい飲み物は、口に入れた瞬間に内臓の血管がキュッと収縮してしまうそうですから、春になっても温かいものを飲む習慣を身に着けたいところです(夏場も、どうしても……という時以外はせめて常温)。

いわゆる健康茶というのは、いろいろありますが今回注目したのは、ほうじ茶。おそらく、日本人にとっては小さな頃から飲み慣れたお茶の一つですよね。健康を意識しているわけではないけれど、夏の麦茶のようになんとなく、冬はほうじ茶を飲んでいるという人もいるかもしれません。

ですが、実はほうじ茶って、すごくカラダに良い!ということがわかり、その実力に改めて開眼!

カフェインレスのほうじ茶は、マクロビ的には冷え取り茶

ほうじ茶をよく飲むのは、マクロビを実践されている方ではないでしょうか? マクロビの観点で言えば、ほうじ茶や番茶は身体を冷やさない飲み物に分類されます。陰陽で言えば、ほうじ茶は中庸に入りますので陰陽の中間です。一方で、緑茶やコーヒー、紅茶などは陰性の部類に入り、刺激の強いお茶となります。嗜好品として時々いただく程度なら良いかもしれませんが、常用すると、冷えの原因となりえます。

マクロビではほうじ茶のなかでも、「三年番茶」と呼ばれるものを特にオススメしていますね。これは、十分に成長した葉や茎を原料にし、さらに3年も熟成させた後に焙じるという過程がポイント。一般的な緑茶などは、若い葉を使用するためカフェインやタンニンが多いのです。熟成を経てつくられるほうじ茶は、カフェインやタンニンが少なく、とても飲みやすいのも特徴。よくコーヒーや紅茶を飲むと胃が荒れるような感じがするというのは、カフェインなどの刺激が知らず知らず胃腸にダメージを与えているのです。そういった場合は、飲み物をカフェインレスにするだけでもずいぶんと楽になるようですよ。

ほうじ茶は、ラテにしてもおいしい

スタバでほうじ茶ラテが発売されていますね。三年番茶でつくる場合は、癖がなさすぎてもの足りないかもしれませんが、ほうじ茶と豆乳でラテを入れるのもオススメ。チャイのような味わいが楽しめます。ほうじ茶は手軽に淹れられるのもうれしいところ。ぜひ、摂り入れてみてはいかがでしょうか? 本格的なものなら、チャイと同じように鍋に豆乳を沸かしてほうじ茶を入れ(茶葉でもティーバッグでもOK)、煮立てるのがおススメ。もっと手軽に味わいたいのなら、少な目のお湯でつくった濃いめのほうじ茶に温めた豆乳を入れるのもOK。甘味がほしい人は、甜菜等などで少し甘くしてもいいかもしれません。ハチミツは加熱するとせっかくの酵素が死んでしまうので、温かい飲み物にハチミツを入れるのはNGなので、ご注意を。

コーヒーや紅茶が苦手だけど、ラテが好きという人はぜひお試しください。ほうじ茶に、梅干しをポトンと落として飲むのもやっぱりおいしいですよ!