不思議な夢の世界・第五話「あなたの夢を解釈します-結婚式の夢-」
第一話から第四話まで、不思議な夢や予知夢に関するお話をしてきました。今回は「あなたの夢を解釈します~プレゼント企画~」に応募いただいた中から、E.T.さんの夢をご紹介し、解釈します。(「天界からの訪問者」は次回第六話でお送りします)
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結婚式場が広くて会場にたどり着くのに時間が掛かった夢、
友人の結婚式会場がわからずになかなかたどり着けない夢、
親戚の結婚式を実家で開こうとするが上手くいかない夢、
葬式だと思って向かったら結婚式だったり、
私が男性で結婚式をあげる夢だったり、を見た後に、
妊婦さんの夢を見たり、現実に出産されたばかりの人たちが夢にでてきたり、
私が自分の子供をあやしたりする夢を見ました。
東京都 E.T.さん
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まず最初に、「結婚式場が広くて会場にたどり着くのに時間がかかる」と「友人の結婚式会場がわからずになかなかたどり着けない」のは、Eさんの心の中の「自分は結婚できるのだろうか」「適切な相手に出会えるだろうか」又は「交際がどのように結婚に結びついていくのか分からない」といった「結婚に関する漠然とした不安」を反映した夢であると言えるでしょう。
「親戚の結婚式を実家で開こうとするが上手くいかない」のは、ご家族や親せきがご自分の結婚相手や結婚についてどんな反応を示すか、また結婚相手が親戚や実家についてどう思うのか、と疑問に思う気持ちや不安を現していると思われます。
「葬式だと思って向かったら結婚式だったり」という部分についてですが、ここ最近Eさんご自身の結婚に対する考え方が変化した、ということはありましたか?葬式はしばしば「再生」や「人生における変化」を象徴します。つまり葬式とは、古い何かが終わり、新しい何かに変容する、という死と再生の象徴であるからです。
何かが終わり死んでしまうことが、実は「祝うべき何か」の始まりであることを象徴しているかもしれません。Eさんの心のなかで「結婚も意外といいものかもしれない、結婚したら楽しいかもしれない」という気持ちの変化が生じたことを表わしているのかもしれません。
妊婦さんの夢を見たり、現実に出産されたばかりの人たちが夢にでてきたり、自分の子供をあやしたりする夢は、ご自身の女性性や母性の目覚めと活性化、傷ついた内なる子供(インナーチャイルド)の癒し、そしてスピリットの世界でのEさんの子供や女性に対する奉仕の仕事を通して、人生の変化に対する準備をしていらっしゃるのでしょう。
また、近い将来のお仕事や活動に、妊婦さんや子供のケアに関わる何かをとりいれられるのもよいと思います。夢は、現況、問題の原因やその解決法、高次のアイデアをも同時に含んでいることが多いもの。夢を実行に移していくと、そのような才能と愛がご自身の中から湧きだすのを感じ、さらに人生が豊かになるでしょう。
結婚を、さらに霊的な意味で解釈することもできますが、今回の夢の場合は、以上の事柄を伝えるためにEさんが見たものであると感じます。
いかがでしたか?
夢は多層構造になっており、幾層もの解釈が可能です。また、夢を見た本人が最も適切な解釈者なのですが、スピリチュアルな感性を開発したり、スピリットガイドとのコミュニケーションに熟達してくると、自分や他の人が見た夢を解釈したりメッセージを理解するのを援助できるようになります。
夢解釈講座の生徒さん達も「最近とっても夢を見るようになりました!と仰います。興味を持つだけでもより多く夢を見るようになりますから、ぜひ皆さんも枕元にノートを用意して夢日記をつけ始めてみてくださいね。
次回第六話は、「天界からの来訪者」をお送りします。
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