スピリチュアル体験を通して始めたカンボジア支援活動 PART.8~アリゾナとセドナへの旅②

アリゾナへの旅では、「ネイティヴアメリカンの魂を感じたい」と、思う方も多いと思います。
私も、その一人です。今回は、そのネイティヴアメリカンの遺跡を訪ねる機会を持つことができました。

そこは、乾いた土地の中にありながら、オアシスのように様々な木々が大きく育っている土地でした。
そこの近くにだけ小川が流れているからだそうです。
いろいろな植物の香りに囲まれ、この土地に足を踏み入れただけで不思議なくらい、なにか穏やかな気持ちになりました。
木々や草むら、蝶々、虫たち……すべてを愛おしく思える感覚になりました。
少し行くと、何千年か前の遺跡の岩に出会いました。旧石器時代に描かれたであろう、様々な紋章や動物、人、シャーマン、エンティティの絵。
その中の不思議な四角いうずまきの絵は、特別な意味を持っているということです。その意味をお聞きして、驚きました。それは、「すべては繋がりの中にある」という意味らしいのです。
ちょうどそこに訪れる途中、わたしはアメリカ人の友人に、レムリア文明の「繋がりを作る」という重要な役割について説明をしたところだったのです。

そこから、Montezuma Wellという巨大な地下水脈のから湧き出る泉へと案内されました。

ここに住んでいたネイティヴアメリカンは、ホピ族の祖先と言われていたヤパパイという人々。ヤパパイとは、グランドキャニオンの人々という意味です。
しかし、彼らは忽然として消えてしまったそうです。私たちが訪れた時、ちょうど、祈りとドラミングが捧げられていました。それを聞いていると、自然に涙が溢れてきました。そこにたくさんの赤トンボが集まってきました。
まるで、そこにいた魂を乗せてきたかのように。赤トンボは、そのあとも、ずっと、私たちに着いてきました。
ネイティヴの人々は、「ヤパパイの人々は、ここからこの世に現れた」と信じており、非常に神聖な場所だそうです。本当に水は美しく、エメラルドグリーンに輝いていました。泉の周りの岩は、彼らの住居になっていました。岩に掘られた何個かの窓が、当時の原型のままに残っていました。
それから、泉の源流になっている小川へと移動。そこで、私たちはその神聖な水に足を浸し、しばらくそこの空気に癒されたのでした。
あたりの生き物すべてが輝いていて、皆なんだか懐かしい気持ちになってきました。
今、いっしょに散策している仲間たちと、以前もここをいっしょに歩いていた感覚が蘇ってきたのです。
なぜ、ヤパパイがここから消えてしまったのかは謎ですが、彼らの魂にこの地球の美しさを感じさせていただき、五感をたっぷり癒され、自然界や友人たちの心と繋がる素晴らしさを教えていただいたような気がしました。

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