「マナ」とはこの宇宙に流れるスピリチュアルなパワーのこと。ハワイの人々はこの世に存在するすべてのものに、マナが宿っていると信じています。ハワイの自然や、ハワイの人々とのふれあいを通じて得られたスピリチュアルな力を「マナ」と表現していますが、私の旅も、私自身も見えない「マナ」に導かれ、ここ数年間、いやハワイに足を踏み入れてから約20数年間、聖地ハワイで感じた事、そして素敵な仲間とともに過ごした今回のヒーリングツアーをレポートいたします。

ヒーリングポイントno.11「ティ・リーフ　レイ」

ハワイの植物でティ・リーフという大きな葉をもつ植物があります。ティの葉は邪気を追い払い、その場所や家、人を悪霊から守ってくれることが多く、大切に扱われる神聖な植物です。実用面でも様々な用途で使用されているそうです。宿泊していたカラオアガーデンのエレンさんからティ・リーフを使って、レイの作り方を教えてもらいました。

彼女もスピリチュアルな方、そしてアーティストであり、写真、版画に表現されるスピリチュアリティーは芸術とスピリチュアルな世界の融合が「気」となって表現されているように感じられます。朝摘みのティ・リーフをレイにしました。レイはハワイアンスピリットを丁寧に繋ぎ合わせた伝統の首飾りであって、今では愛情や友情の感情表現の役割を持つと言われています。ティ・リーフはその昔、神々の怒りを鎮めた悪霊を払う魔除けとされていたそうで、ティ・リーフとレイの双方の意味を聞きくとなるほど～と。編み込みんでいくと緑の生命力がもつ強い香りが漂ってとても心地いいアロマ。

今回は長持ちするようにティ・リーフのみで作り上げました。これといった決まった編み方はないので、途中でお花も一緒に編み込んでみたりとどう作り上げるかは個人の自由です。出来上がったレイは今も自室のドアにかけています。悪霊が近づかないように……。幸福が来ますように……（笑）。

カラオアガーデンのHPhttp://www.kalaoagarden.com

旅の終わりに　素晴らしい大自然に触れ、心温かい人達と出会い、マナに触れたとても充実した時間でした。旅のなかで、「ある一定数以上の想いが集まって集団内に広まると、その意識は関係のない他の集団にも超常的に伝播する」という日本でも有名な100匹の猿の話を聞きました。

2012年に地球が大きな変革期を迎えると言われているなか、一人ひとりが強く想う気持ちが大切だというメッセージを聞いてなるほど！ と改めて実感しました。私がしなければならないことは、日本でも意識を継続すること。そしてそれを我が子や次の世代、より多くの人々に伝えていかねばと思います。高度経済成長を今もなお続け、経済不安も募るストレス社会日本。そんな日本にこの癒しとパワーを伝えたい……。

あの素晴らしい大自然、土の温かさ、草の匂い、太陽の眩しさ、風の気持ちよさ、地球は自転し、大地の下にはマグマが流れ地球は生きている。自然こそが最大の癒しであり、何にも変わることは出来ない癒しの元祖。人と人のつながりのなかで構成されていくマナの力……。

共に感動し、共に感謝する。ほんの当たり前のこと、でもとても大切なこと。多くの人に伝えていきたい。LOVE & ALOHAの気持ちで。