マクロビオティックはSimple Is The Best!~食べ合わせにおける陰陽の法則 PART.2

話を戻しますが、大根おろしも、油・脂の分解、解毒を促します。
マクロビオティックの食養では、体力のない時、体力が必要な時、玄米餅を少量のごま油でしっかりと焼き、大根おろしに醤油をかけたものを添えて食べます。玄米餅の強くしっかりしたエネルギーを取り入れ、プラスお醤油という陽性の醗酵した塩分で、エネルギー値や栄養分をさらに上げ、大根おろしで玄米餅の酸化した植物性の脂・油分や、ごま油の油分など、不要物を体内から流しだしていくのです。
(日本では昔から、妊娠・出産・母乳期の母体にはお餅が効くと言われていますね)

ですので、お肉を食べるときにおろしポン酢をかけるとか、お刺身に添えられている大根のツマであるとか、これから旬をむかえるサンマの塩焼きに添えられた大根おろしとお醤油であるとか、それらは同じ意味を持ち、味覚のバランスと体内に影響する食べ合わせのバランスは、かなりの確率で理に適い、必要な栄養分を取り入れ、不要分を排出できる、ベストな組み合わせが多いのです。
ですので、人間の地産地消というものをもっと信じて大丈夫ですし、自分のからだにどのような食べ合わせや食事が合うのか、それを理解するためにも、シンプルな食事やシンプルな思考、シンプルな味覚や五感が必要なのです。

リンゴやミカンも同様で、アップルパイや焼きリンゴをよく食べる欧米の地域の方々は、お肉もたくさん召し上がりますし、日本でも、ミカンが多く取れる四国などの地域では魚もよく獲れて多く食べていらっしゃいます。
リンゴはお肉を分解・解毒し、ミカンは魚を分解・解毒する役目があるのです。

中華料理に対するウーロン茶、日本料理に対する緑茶にも、同様のことがいえます。
ここに、冒頭で紹介した、「どうしてもコレが食べたい」という現象に結びつくのです。

体に素直に生きる
体の声に耳を傾ける
今、何が食べたいのか
今、何をしたいのか
今、何を優先させるべきなのか

シンプルな食事、シンプルな生活、シンプルな体が、それらを教えてくれますし、また、それらは循環していて、循環するべきものなのです。シンプルな思考がシンプルなしあわせ、シンプルな愛と感謝を導き出すのです。ですので、私はマクロビオティックを実践し、推奨しています。
さあ、あなたも今日からマクロビオティックを始めてみませんか?
すべてはあなたの人生を応援しています。

愛と感謝をこめて。

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