スピリチュアル・ライター&ヒーラー並木由紀の最新スピリチュアル・レポートPART.5~人類史上最大の陰謀を暴く、映画『スライヴ』 ①

全人類を支配し真の「繁栄」を阻む権力構造を告発する
ドキュメンタリー映画『スライヴ(THRIVE)』

みなさま、こんにちは。
この連載のPART.1でもお話しさせていただいたように、「スピリチュアル」「精神世界」とくくられる物事は、その世界にとどまるのではなく、日常の生活に取り入れられてこそ本当に意味あるものだと思うのですが、残念ながらなかなかそこまでは活かされていないのが現状です。

たとえば、ワークショップでセルフ・ヒーリングについて学んだら、それを毎日の生活の中に少しずつ取り入れてみる。
オラクルカードを買ったら、何か悩んでいるときだけではなく、毎日、自分のために1枚カードを引いてメッセージを受け取ってみる。
自己変革のための書籍を読んだら、そこに書いてあることを生活の中で実践してみる。
そのように、少しずつ自分のリアルな生活の中に、スピリチュアルなことを取り入れていくことで、自分の変容が感じられるはずです。
スピリチュアルな書籍を読むことや、スピリチュアルなセッションやリーディングを受けることは、ある種、非日常的な面があるため、エンターテインメント的なワクワク感がある、という気持ちも確かにわかります。

私も、初めてヒプノセラピーを受けたときに見た過去世のリアル感に3D映画を見たような楽しさを感じました。
初めて「あなたのスピリチュアルガイドは……」などとリーディングしてもらったときは、本当にワクワクしました。
もちろん、その楽しさがなかったら、仕事にはしていなかったと思います。しかし、少しずつ知識だけではなく「体験」「実践」を積み重ねることによって、少しのことでは怒らなくなったり、未来に対する不安が軽減されていたり、といった自分自身の変化も感じられるようになりました。

とはいえ、精神世界の中でも、なかなか自分のリアルと融合させるのが難しいジャンルがあります。
レムリアやアトランティスなどの先史文明、UFOと古代文明の関わり、秘密結社による陰謀論……などなど。
それこそ、ワクワクしてしまうようなテーマですが。
あまりにも、そこに扱われるトピックが壮大すぎて、自分のリアルと結びつけるのが難しすぎる。
あまりにも話題が飛躍しすぎていて、SFを読んでいる感覚になってしまう。たとえば、陰謀論に関する書籍を読んだとしても、それを自分の日常の中にどう取り入れてよいかがわかりづらいし、自分の日常との関わりわがかりづらい。
所詮、「私たちのような下々の人間にはどうにもできないこと」で終わってしまいがちなのです。
しかし、私たちの日常と陰謀論が実は密接な関わりを持っていて、私たちがいかに幸せに、豊かに生きることができるかも、私たち人類を支配する構造のせいだということをわかりやすく映像で解き明かしてくれた作品が現れました。
『スライヴ(THRIVE) 日本公式盤』は、インターネットから火がつき、いま世界中で大反響を呼んでいるドキュメンタリー映像作品で、日本でも『めざましテレビ』(フジテレビ系列)や『アネモネ』『月刊ザ・フナイ』などのメディアで取り上げられています。

まず驚くのが、ナビゲーターが、富を手にする側の「P&G」の御曹司、フォスター・ギャンブルであるというところ。

そして、陰謀論の本を読んだ後に抱きがちな、「それが事実だとわかったところで、私たちにはどうすることもできない」というあきらめの気持ちや疎外感を覆す、この先私たちがどうすべきかというステップが示されているところが画期的です。

~つづく~

『スライヴ THRIVE』 日本公式盤  [DVD]
販売元: アウルズ・エージェンシー
http://www.owlsagency.com
DVD発売日: 2012/05/05
時間: 132 分
▼THRIVE Official Website
http://www.thrivemovement.com/

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