アリソン・デュボア連載 2009年12月

死者と交信できるという特別な霊能力を用いて、犯罪捜査などにも協力するというアリソン・デュポアさん。彼女の人生をドラマ化した海外ドラマ「ミディアム」は、日本でも話題となっています。その一方で、私生活では妻であり3人の子どもをもつお母さん。霊能者として、母として妻として。パワフルに活躍するアリソナさんからのメッセージをお届します。

今年もまた年末年始がやってきました。家族や友人と集い、他界した人々との思い出を語るにはよい機会です。また、大切な友人や家族に電話をかけたり、グリーティング・カードを送ったり、ギフトを贈ったり、もしくは手料理をふるまってもよいですよね。来年、何が起こるかはわからないので、『いま』という時間を大切にしてできる限りをつくしましょう。わたしは常に、『日常を当たり前のこととして絶対にとらえない』という思想と共に行動しています。年末年始を境にフレッシュな気持で新たなスタートを切れますし、自己改革できるチャンスでもあります。そして新しい一年何が起こるのか、ワクワクしますよね。わたしは世界一愛している夫ジョーとシャンパングラスで乾杯するでしょう。彼と共に人生を歩めることができてわたしは幸せです。今年のクリスマスはフランク・シナトラのクリスマスソングを聞きながら料理をたくさん作って、友人を招いて楽しむでしょう。わたしの娘3人も比較的大きくなってきたので、子供向けのクリスマスもあと数年しか楽しめないかもしれません。末の娘が10才なので、正直なところ小さな子供という認識はもう持てないですけれどね。わたしと夫ジョーは無事に17回年末年始を共にしてきたので、結婚生活を上手く続けられるというマジックは子供が成長したあとも続けられるわけです。家族は私にとって最も大切な存在です。そこでわたしは2010年に行うツアーを『Family Connection』と名付けました。わたしの生まれ育ったアリゾナ州フェニックスからツアーを始めようと思っています。
故郷アリゾナで年末年始を迎えることはできませんが、どこにいても怖くはありません。ジョーや娘たちがそばにいるのですから。日々創造的な人生を!

 

【Profile】

アリソン・デュボア
Allison Dubois アリソン・デュボア 1972年1月24日、米・アリゾナ州フェニックス生まれ。6歳の時から、死者の声が聞こえたり、彼らのビジョンを追体験するなど、霊能力を芽生えさせる。地方検察官を目指し、検事局でのインターン中に、霊能力を使って事件捜査に協力を始める。以降、数々の事件に尽力・功績をあげてきた。彼女の霊能者としての人生をドラマ化した「ミディアム」は、主演のパトリシア・アークエッドがエミー賞にノミネートさせるなど高い評価を受けている。日本でもwowowにて放送中。DVDレンタルはシーズン1のvol.7まで。9/21にはシーズン1のコンプリートBOXが発売される(パラマウントホームエンタテインメント)。
著書/アリソンさんが、ミディアムという存在を通して伝えたいメッセージが凝縮された2冊。 「あの世から届く愛のメッセージ」(1,680円)、「愛する人の霊はいつもあなたのそばにいる」(1,785円)以上徳間書店 Photo: Tomoko Tominaga