ヒプノセラピーで伝えられたモーゼからのメッセージ Part.1~封印を解くことを思い出しなさい~

ヒプノセラピーとは自分との対話であり、自分の魂に耳を傾けることでもあります。催眠状態下でのクライアントの方は時として、宇宙存在やマスターなど見えない高次存在と繋がり、メッセージを与えられる場合があります。今回はモーゼからメッセージを伝えられた美枝子さんのセッションドキュメントをご紹介します。

ヒプノセラピーセッションを開始する前、私は持参していたICレコーダーを用意しておいた方が良いという予感がありました。美枝子さんに事前に許可を得て、いつでも録音できる状態で、ヒプノセラピーをスタートしました。

ヒプノセラピーの中で私は美枝子さんを魂との対話のシーンに誘導しました。カウントダウンを終えるとすぐに、美枝子さんは見えているビジョンを話しました。”白い髭を生やして、杖を持ったお爺さんがいます。頭を覆う服を着ています。モーセという文字が来ました”。

美枝子さんは、両側が滝のようになっている道のビジョンが見えているとも言いました。モーゼがユダヤの民を引き連れてエジプトから脱出し、紅海を渡った出エジプトの場面のようでした。ここから、 美枝子さんは、麻痺の残る左手をくるくる回しながらモーゼからのメッセージを延々と語り続けて行ったのです。

『地をかき分けて大陸を渡ったことを忘れてしまってはいけない。封印を解くことをことを思い出しなさい。沢山の人の魂が待っている。闇の時間は針が近づくように、霧のように消えていく。恐れや痛みというのはすべて、雲散霧消していくような、霧のようにまみえて消えていくものである。

そのまま、そのままの状態で進んでいきなさい。そして、困難が困難が生むということはなく、私たちがともに培ってきた歩みを開いていきなさい。すべて困難であるように見えて、それは神に近づく、一番の近づきであり、困難というものがなければ、神には出会えなかったので、喜びなさい。

それは神の愛であって、困難があればあるほど自分の魂が磨かれてきたということに対して、深い感謝を覚えてください。あなたが非常に人間として感情的に沢山の苦しみを味わってきたことは、全て神様からの愛の祝福であり、そのことを喜ぶようにということをメッセージとして降ろしたのは私自身である。

すべての困難があったからこそ、魂が磨かれてきたことに対して、大きな祝福が神様から来 たということに対して、心からの祝福を求めます。と同時に、沢山の感謝をここに述べ伝えてください。そして、感謝をすればするほど困難が困難でなく、神に近づくすごく大きな一歩になることから、あなた自身のお腹の底から分かってくるでしょう。

すべて沢山の困難を布石として置いたのは、あなたがこれからの道を歩いていくためのすべて準備されたことであって、何一つ無駄なものはなかった。すべてクリエイティブに配置された神様からの神託であり、計らいからであったと、あなた自身が分かるべきときがきました。

なので、そのためには今からの学びにおいて、すべて、どのような理不尽なことに関しても、腹の立つことに関しても、悲しみのことに関しても、無茶苦茶に見えることも、 全部、喜びなさい。すべて喜びなさい。喜べば喜ぶほどその謎が解けていって、封印された波がほどけていくということをすべて忘れず、感謝とともに、喜びとともに生きなさい。

デルフォイの神託のときの約束したことを忘れてはいけない。デルフォイの神託において、あなたの中に埋められた智慧というものが、すべて今から先にあなたの前に立って全部を説いていくことになるので、デルフォイの神託において約束した契約を全部思い出しなさい。

そのことが一つ一つの出来事となってくるので、起こることは全部、鏡である。その鏡の中にデルフォイの神託との約束で、約束した契約が全部入っているからである。今から出てくる出逢いは全部、すべて、すべて神様からの愛であることを忘れては いけない。

神の契約によってまた再び生まれ変わったことに関して、すべて喜びなさい。何度、それとは違う嘆きを私に送ってきたことか。だからこそ、今ここで、そのことを喜びなさい。嘆けば嘆くほど波が開かなくなることを忘れてはならない。

だから、大いに喜びなさい。一番困難なときに、私は言葉を降ろした。いつも喜んでいなさい、絶えず感謝しなさい、すべてのことを学びなさい、ということを私が何度も何度も送ったことをあなたも分かったでしょう。

それは神というレベルではなくて、自分自身の魂からの叫びがあることで、そのことによって、あなたに封印された波がほどけていくということを忘れてはいけない。あのときの神託によって、すべて、あなたは、おさえていた。 そのことを今、はっきりとさせるときである。

オリンポスの神々が、あなたとともに約束したことを果たしていくときが来た。まだ、果たされていないのではないか。あなたはそのために今回、生まれてきたのに、世間の荒波を恐れて、いつまでも身を隠していてはいけない。

隠れ家から外に出なさい。隠れ家から外に出たときに初めて、波がほどけていくし、何をするべきだったかを思い出すし、ああこれで良かったという腑に落ちることが何度もある。まず、誓いを立てて、隠れ家から出るという決意するということを仕組んできた。

その決意を今あなたにすることによって、形になっていくということが早まってくる。なので、それの決心するということ、誓いを立てることで全部、自分の魂 のコードの中に入っているものがほどけてくる。オリンポスの神々もそれを望んでいる。沢山の天使とともに携えてここに来たのだから、天使の才をもっともっと使ってよい。

そして、自分自身が疑心暗鬼になって、疑いをかけているところが沢山あるので、その疑いを一つ一つはずしていくように、沢山の奇跡を起こしてきたことを喜びなさい。そのことによって、あなたが気づきを進めてきたのも感謝しなさい。気づきが早いように見えて、まだまだ、遅いのである。

早いということは、まだ、ほんの氷山の一角であって、氷山を溶かしていくということがあなたの課題でありましょう。沢山の神々がそれを望んでいて、早く、早くしろと。』

モーゼから与えられたメッセージは、美枝子さ んを目覚めさせるためのものでした。美枝子さんは優れたチャネリング能力を持っていて、豊富なボキャブラリーによって構成されたモーゼからのメッセージをすらすらとダウンロードして行きました。

ここで、私は美枝子さんに、”早くしろということはどういうことなのですか?”と確認を含めて質問しました。”眠っていること、眠りを覚ませということです”と彼女は顕在意識で認識しながら答えました。そして、また、自然にモーゼの語るメッセージを話し始めたのです。

(つづく)