2015年のキーワードは、皆が共に栄えるように、和を大切にしなやかに生きる年…これも風水

皆が共に栄えるように、和を大切にしなやかに生きる年

あけましておめでとうございます。風水カウンセラー 珠木結生です。いよいよ2015年がスタートしましたね!ピンと張りつめた冷たい空気がさらに清々しく、新しい始まりを感じさせてくれる時です。気学の新年は節分を境に始まりますが、その日からスタート!と突然始まるのではなく、この2015年1月から、エネルギーの流れは徐々に2015年乙未の年へと移り変わっていきます。

この乙未のエネルギーを表すのにぴったりなキーワードが…「皆が共に栄えるように、和を大切にしなやかに生きる年」。では今年2015年はどんな年になるのでしょうか?

新年は一年の願い事や目標を立てたり、開運ということを意識したりする時期。私が、思う「開運」、つまり、運を良くする秘訣の中のひとつに、「回復力」というものがあるように思います。例えば、どんなに風水や、その他、様々な手法を使ったとしても、日々の生活の中に、全く悩みがなくなる訳でも、不安がなくなる訳でもありません。どんなに上手くいっていたとしても、時に、これでいいのかな…と思ったり、ふと過去や未来のことを考えて、不安になったりすることも、人間だもの…当然あります。

さらに言えば、一般的にネガティブ、とくくられる感情を全部、あっちへいって!と、押しのけて、いつでもわくわく♪が開運なのか?というと、それも違うかもしれません。私達が持っている怒りや、不安や、悲しみも、決して悪い感情ではなくて、喜びと同様、ただ単に、その状態である、ということでしかなく、さらに言えば人間の根源にある、大切な感情だからです。では、なぜ「回復力」が運を良くする秘訣の中のひとつなのでしょうか?

例えば、不安に囚われてしまって、3日くらい何をするにもエネルギーが湧いてこない…そんな時に、「回復力」をもたらす方法があれば、不安に囚われてしまっている時間を減らして、前向きに一歩踏み出すタイミングが早まります。結果、残りの時間を自分のよりよい未来のために、さらに言えば、他の人にとっても、よりよい状態になることに、貴重な人生の時間を使うことが出来ます。長い人生、時に、不安や悲しみを味わい尽くすことも必要です。ただ、必要以上にその感情に囚われて、喜びのために使える時間を減らす必要はないかもしれません。

風水は「回復力」をもたらす方法のひとつ。さらに言えば、その他にも沢山の方法があります。もしかしたら、顔を上げて、空を見上げ、大きく深呼吸をするだけでも十分かもしれません。私達がよりよい状態にいられたら、そのエネルギーをまるでリレーのバトンのように、誰かに渡していくことが出来ます。いつまでも停滞してそのバトンを握りしめているよりも、速やかに回復して、次の人へとそのバトンを渡していきましょう。

そして、いつかまた、そのエネルギーのバトンは、誰かから自分の元へと戻ってきます。だから、誰かにバトンを渡す時は、不安や悲しみ、怒りを味わい尽くし、喜びへ回復した後で渡しましょう。絶対に渡したものが返ってくるのですから。

…だから、2015年のキーワードは、皆が共に栄えるように、和を大切にしなやかに生きる年。

例え種から芽を出し、上へ上へと伸びていったとしても、時に太陽の陽が十分照らされなかったり、思わぬ障害に向き合ったりすることもあるでしょう。でも私達はいつでも、しなやかに目の前に起きた出来事に向き合うことで、その出来事から様々なことを学び、糧としていくことが出来ます。そうです、これも運を良くする秘訣の「回復力」。そして、何か行動を起こす時に、いつでも皆が共に栄えるように意図し、和を大切に行動していたら、必ず2015年は恩恵に溢れた年になることでしょう。