しんどい梅雨の体調不良に注意!
~『湿邪』に負けない身体作り~

とにかく心身が疲れてしまうこの時期は自分自身がグッタリして辛いだけでなく、自分が他人に不快感を与えてしまうリスクも潜んでいます。まさに湿った季節だけあって陰湿な季節です。
しんどい梅雨の体調不良に注意!<br>~『湿邪』に負けない身体作り~

いよいよ梅雨の季節になってきました。最近、ジメジメして蒸し暑いですよね。そのせいか、体調がスッキリしないことが増えた気がします。

そして、極論を言うと無駄にイライラしてしまい、気付いた時には自分自身がエナジー・バンパイアと化してしまう場合もあるかもしれません。相手の気力を奪い、不快感を与える側になっているなんて……考えられませんよね。もちろん、エナジー・バンパイアというものは自分自身がバンパイアである自覚などありませんので、それがまた恐ろしいのですが……。

とにかく心身が疲れてしまうこの時期は自分自身がグッタリして辛いだけでなく、自分が他人に不快感を与えてしまうリスクも潜んでいます。まさに湿った季節だけあって陰湿な季節です。

だからこそ、自分が梅雨の影響で被害者になってしまったり、加害者になってしまったりすることなく無事に過ごせるように、一緒に梅雨についてお勉強して行きましょう。

前回に引き続き、梅雨を元気に乗り越えるためのお話です。今回はより詳しく梅雨の体調不良の原因と対策についてお話します。

ツライ梅雨の体調不良

身体がダルくて、いくら寝ても疲れが取れずスッキリしないとか、肩こりがひどくなったり、腰に鈍い痛みを感じたりする方もいらっしゃいます。いくら寝ても寝足りなく、四六時中眠いという方もいるようです。また、頭痛がひどくなったりお腹の調子が悪かったりする方もいらっしゃいます。

決して、やる気がないとか、ウツっぽいわけではないのに、身体が思うように動かなくて、テキパキ行動できず、そんな自分に苛立ちを感じてしまったなんて事ありませんか。

「これじゃ、仕事に身が入らないわよ!」

「こんな気分じゃ、せっかくのデートが台無しじゃない!」

もし、そんなふうに感じたとしたら、それはアナタだけのせいではないので、自分を責めないでください。そして、理解されなかったとしても『怒りの感情』に支配されないでください。梅雨は、多くの人がグッタリしているので、他の人たちも共感する余裕すら無くなっている可能性があるのです。

まずは自分をいたわってあげる事。そして、他人を思いやってあげる事。自分を見失いそうになったら、そっと立ち止まり、ゆっくりと深呼吸をして心を落ち着かせること。

そういうちょっとした工夫を頭の片隅に入れておいてください。

この恐ろしいほど厄介な梅雨の体調不良の犯人は湿気です。東洋医学では余分な湿気が人間の身体に悪影響を与えるという考え方があります。

この人間の身体に悪影響を与える湿気を『湿邪』と呼んでいます。名前からしてジメジメ、ベトベト、ネッタリした陰湿極まりない邪悪でおぞましいイメージが浮かんできそうですね。

『湿邪』がアナタの体調を乱している

湿気の影響で体調不良が起きていると話しましたが、決して湿気が人間に必要無いということではありません。全く無くなってしまったら、困ってしまいます。干からびてしまいますものね。

体調不良の原因となる湿気とは、「邪魔な湿気」のことです。湿気が余分にありすぎると、残念ながら私たちの身体には悪い影響を及ぼすのです。梅雨はその余分な湿気により、体調を崩しやすいのです。その事を東洋医学では『湿邪』と呼んでいるのです。「余分な水分でグッタリ」とイメージすると覚えやすいと思います。

梅雨目前のこの時期は湿度がとても高いので、湿邪の影響で体調が悪くなる事があるのです。

濡れたスポンジを想像してみて下さい。余分な湿気を含ませたら、どんどん重くなっていきます。そして、どんどん膨れ上がって、冷たくなってしまうのです。

濡れたスポンジ同様、人間の身体も余分な湿気の影響で身体が重く感じられたり、むくんだり、冷えたりするのです。冷えの影響でお腹の調子が悪くなったり、血の巡りが悪くなったり、肩こりや腰が痛む事があるのです。

『湿邪』に負けないために意識するべき5つのポイント

日本は高温多湿なので、梅雨から夏が終わるまでは湿邪との戦いは続きます。湿邪に負けない身体作りが必要です。

①身体がダルくても、気分がのらなくても、適度な運動を心がけましょう。近所を散歩したり、軽くストレッチしたりする程度で構いません。無理はしないで、少しずつ実践してみて下さいね。

②蒸し暑い時期だからこそ、身体を冷やさないように気をつけましょう。キンキンに冷えた飲み物や食べ物は極力控えて、なるべく温かい物を摂る様にして、空調の温度も冷やし過ぎないようにしてくださいね。エアコンなどの影響で室内外の温度差も刺激が強いので、軽い上着等を持ち歩くのもオススメです。

③疲れているからといって、余計にたくさん食べる必要はありません。特に甘い物や油っぽい物、生物の食べ過ぎに注意してください。

④「梅雨は湿邪で大変。良いイメージなんて全く無い!」と思い込まない事です。梅雨には梅雨の良さもあるのです。梅雨の醍醐味は何といっても『紫陽花』です。花の色も様々です。そういった小さな変化を楽しむ事もとても風流ですよね。雨音も集中力をアップさせ、リラックス効果もあります。

⑤エナジー・バンパイアにならない、増殖させない事です。とにかく邪悪なオーラは瞬時にして周囲で増幅してしまうものです。こんな時期だからこそ、思いやりを持った心を大切にしましょう。

「梅雨だから、すべてがうまくいかない……。私は根性がないのかもしれない……。どうせ私なんて……。」

と思って自己嫌悪になってしまう人も確かにいると思います。しかし、冒頭でも書きましたが、それは湿邪の影響です。だから決して自分を責めないで上げてください。

そして、心身の不調も場合によっては梅雨とは関係ない事もありますので自分で判断できない場合は、信頼できる医療機関等に相談してみてくださいね。

あなたの心身が清々しく梅雨を乗り越えられますように。