太古の叡智から学び、科学で検証するホリスティックライフ ~宇宙と海、そして私たちの心とカラダ NO.3

満月は、月の引力が最も強くなるのですが、人間の血液や体液をも引っ張り、神経を活性化させるから……という説があるように、やはり満月に向かうにつれ、睡眠に影響が出たり、心がわさわさと落ち着かなくなったり、頭に血が上ったような閉塞感、また頭痛までする……という訴えが多くなる気がしていました。

夏真っ盛りですね。夏といえば海!
海水に手足をつけた瞬間に、遠い昔に繋がる記憶が蘇るような、懐かしい不思議な感覚になることがあります。
太古の昔、生命は海から生まれてきたのでしたね。そういう原始的な記憶が遺伝子に組み込まれて残っているのでしょうか?
科学的な検証はさておき、なんだかそう考えると、とても安心した気持ちになれます。

地球という生命体・カラダという生命体

海は、地球の70%を覆っているんだそうです。人間のカラダの水分量も約70%くらい。
大きな地球と、そこに住む小さな私たちの水分量が、ほぼ同じ割合なのですね。
やはり私たち、地球という大きな生命体に包まれ生きる小さな生命体であり、繋がっているのを感じざるを得ません。
海に行き、波のリズムに身をまかせつつ、縮図のように包まれているのをイメージするものいいかもしれませんね。
「繋がっているのだから大丈夫!」と心強くなるかも?

月の相と私たちのカラダ

満月に近づいてくるにつれ、体調が微妙に悪い〜〜とおっしゃって来院されるクライアントさんをよく拝見します。特に上半身(首、肩・頭部)がガチガチに緊張していたり、頭痛がする……とおっしゃったり。

海は、月の満ち欠け(引力)で、潮位が上がったり下がったりしますね。小学校で習ってはいたはずなのですが、数年前そのことを再確認してから、「カラダの海」と月の相を意識しはじめました。

満月は、月の引力が最も強くなるのですが、人間の血液や体液をも引っ張り、神経を活性化させるから……という説があるように、やはり満月に向かうにつれ、睡眠に影響が出たり、心がわさわさと落ち着かなくなったり、頭に血が上ったような閉塞感、また頭痛までする……という訴えが多くなる気がしていました。
また私自身の状態を注意していたところ、やはり頭痛がしやすい時期であり、確かに関連があるな……と意識しました。

人体の70%が水分である人間が、地球の70%を占める大きな海を引っ張る月の引力に影響されているのは当然のことなのだと考えると非常に腑に落ちるものがあり、最近の私は、月の相を意識した暮らしを心がけ、施述の仕事にも取り入れているところです。

宇宙規模の自然の摂理と体調の関連づけは、近代科学の時代よりもっと前の昔の人は、もっと自然に日々に取り入れていたと思うんですね。
毎日の暮らしの中で、自然に身を任すこと。
「どうして頭痛? あ、そう! もうすぐ満月なのね。」
……と思うと、辛い頭痛も少ししのぎ易い心地になると思うんです。
「大自然の摂理では致し方ない……ちょっとゆっくりしてましょう〜〜」
など……と(笑)。

カラダの海ー血液・リンパ液・脳脊髄液

「カラダの海」となっている体内の水分には、血液、リンパ液があり、また体の司令塔である繊細な脳みそや脊髄を守っている脳脊髄液もあります。
次回から、筋膜リリースとともに私のもう一つの専門である、脳脊髄液の調整をはかるクラニオセイクラル(頭蓋仙骨法)という様式のお話を続けさせていただこうと思います。

カラダという小宇宙の70%を占める水を調整することで大宇宙のあり方に近づき、身を委ねることで、心身の調整を図ることをお手伝いできたら、と思っています。

では引き続きよい夏をお過ごしくださいね!

 

》前回の記事はこちら《