神にも悪魔にもなり得る、女性が持つ霊力の源

「髪」は「神」に通じるとされ、美しい女性の髪には「神、すなわち霊力が宿る」とされていました。「髪は女の命」という言葉があるように、当時は美しく長い黒髪を持つ女性は、貴族や帝といった人々に見初められ「幸せをつかんだ」といわれています。
神にも悪魔にもなり得る、女性が持つ霊力の源

【女性は神の霊力を宿していた】

かつての日本では、「女性は祭祀を司る存在」であり、神事に関しては「男性よりも大きな権力」を持っていました。

邪馬台国の女王である卑弥呼のように、巫女的な力をもった女性が国を治めていたこともあったのです。

 

【妹の力】

このような女性が秘めている霊力のことを民俗学者である「柳田國男」は「妹の力(いものちから)」として重視していました。

「妹」といっても、姉妹をさすのではなく、「身近な関係にある女性すべて」を意味する言葉として使っています。

『古事記』の時代から、女性は強い霊力をもっており、男性はそれによって守られてきたわけですが、中国や西洋諸国がもつ「男尊女卑」の思想が入ってくることによって、徐々にそのような思想は失われていきました。

しかしながら、男尊女卑思想が最も強かった「第二次世界大戦中でも、妹の力は活用されていた」のです。

 

【髪の毛に霊力は宿る】

恋人や家族から「髪の毛や、陰部の毛を貰って、それをお守りにいれておく」ことで、無事に戦争から戻ってくることができるという民間信仰が存在していました。

これは、比較的時代が新しいものですが、「女性の髪の毛に霊力が宿る」というのは、まさに古来から伝わる妹の力に他なりません。

「髪」は「神」に通じるとされ、美しい女性の髪には「神、すなわち霊力が宿る」とされていました。

「髪は女の命」という言葉があるように、当時は美しく長い黒髪を持つ女性は、貴族や帝といった人々に見初められ「幸せをつかんだ」といわれています。

これは、単に外見的な美しさだけではなく、「強い霊力を秘めた髪を持つ女性を身内にすることで、その妹の力で自らも守って貰おう」という考えも含まれていたのです。

 

【世界的に髪の毛は霊力と関わると考えられていた】

「髪の毛に霊力が宿る」という発想は「日本だけのものではありません」。有名なところですと、『旧約聖書』の士師記に登場する「サムソン」の逸話があります。

彼は無敵の強さを誇っていましたが、それを支える要因に「髪の毛」がありました。
髪の毛を切らないことで、その力を維持していたために、敵の罠にかかり髪の毛を切られてしまうと、あっさりと囚われてしまうのです。

なぜ、このように髪の毛が重要視されたのかには、色々な説があります。一説によると天にある存在であり、多くの最高神と同一視される「太陽のエネルギー」は、太陽から発する「光の筋によって地上に送り届けられる」と考えられていました。

この光の筋を古代人は「太陽の髪の毛」と考えており、「太陽の髪の毛」が最初に接触するのが、「人間の髪の毛」であるために、同種の法則によって、そこに太陽の力が宿ると考えていたといわれています。

 

【髪の毛にはエネルギーが宿りやすい】

スピリチュアルな観点から見ると、太陽のエネルギーだけでなく、「髪の毛というのは非常にエネルギーを蓄積しやすい性質をもっている」と考えられます。

そのために、「身代わりとして髪の毛を使った」り、反対に「髪の毛を持ち主に見立てて呪詛をかけたりする」ということが可能になります。

つまりは、髪の毛にはその人のエネルギーもしっかりと宿っているわけです。

前述した妹の力も、「身近な女性によって加護される」ということを考えると、単なる女性の髪ではなく、その人のことを「案じる想いがこもった髪の毛」だからこそ、守護のパワーを発揮するということになります。

逆にいうと、ネガティブなことを考えたり、ネガティブな場所にいった後には「髪の毛に悪いエネルギーが溜まりがちになる」ということにもなります。

 

【失恋した時に髪の毛を切ることには意味がある】

よく失恋をしたときに髪の毛を切ったり、出家する時に髪の毛を切ったりします。

それは「執着のエネルギーを髪の毛と共に落としたり」、俗世への未練や、一般的な想いを切り捨てるという象徴としての意味はもちろん、エネルギー的な意味もあるのです。

女性は髪の毛が長く、男性より量も多いためによりエネルギーが溜まりやすいことにくわえて、女性自身が持つ霊性の影響もあって、「髪の毛が力を持つ」と考えられるようになったのでしょう。

最近では、ヘアスタイルは自由自在に変えられるようになり、色を変えたりすることも簡単にできる時代ですが、スピリチュアルな意味を考えるならば、「髪の毛を不必要にいじることで、その力を弱くしてしまう可能性」があります。

 

【エネルギー浄化のために塩洗髪を取り入れよう】

また、前述したように「自分自身のエネルギーの影響などを髪の毛は受けやすい場所」ですので、最近ネガティブになりがちだと思ったら、しっかりと髪の毛を洗ってみましょう。

シャンプーするだけではなく、「塩洗髪」を取り入れてみるのもいいかもしれません。

塩洗髪は、「女性の加齢臭を抑えることができる」として話題となっていますが、そのやり方はとても簡単なものです。

基本的には「お湯に大さじ1杯程度の塩をいれたもの」で、髪と頭皮をしっかりとゆすぐというもの。

3日に1回行うことで、気になる匂いを抑えてくれるというのですが、加齢臭がでるような年齢でなくとも、たまにこれを行うことで、「塩の浄化パワーによって、髪の毛に蓄積されたネガティブなエネルギーを文字通り洗い流すことができます」。

また、匂いだけでなく、フケを防いで頭皮のかゆみもとってくれますので、「一石三鳥にも四鳥にもなるいい方法」といえるでしょう。

使い方次第で「強力なお守り」にもなれば、自分自身を害する「ネガティブなエネルギーの巣窟」にも成りかねない、霊力を秘めた「髪の毛」。

女性にとっては、とても重要な部分ですので、見た目だけでなく、エネルギー的にもしっかりとケアしておきましょう!

 

Spiritual power that women have.
Force that dwells in the hair.