2016年、様々な予言でささやかれる南海トラフ地震は本当に起きるのか?

今年も後半戦に突入し、2016年に起きるといわれていた、破滅的な予言のほとんどが外れましたので、予言などに影響されずに、「何が起きても対処できるように、冷静に準備」しておきましょう。
2016年、様々な予言でささやかれる南海トラフ地震は本当に起きるのか?

【東日本大震災の20倍以上の被害を出す南海トラフ地震】

9月5日に、大阪府内全域で南海トラフ巨大地震を想定した「大阪880万人訓練」が行われました。こちらは、午前11時過ぎに、府内にいる人の携帯電話に、南海トラフ巨大地震が発生し、その3分後に大津波警報が発令されたことを想定した緊急メールを一斉送信したというもの。

今回で5回目となるこの訓練では、想定の8割、「735万台の携帯電話に通知された」と推定されており、各所でアラーム音を合図に避難したり、身を守る体勢をとるための訓練が行われました。

これだけ大がかりな訓練を行っていることからもわかるように、本当に南海トラフ地震が起きた場合、大阪府では大きな人的被害が出ることが予想されています。国の想定では「10万人以下、大阪府の想定では最大13万人以上」という桁違いの死者が出るのです。

これは大阪だけに限ったことではなく、現在の国の想定では南海トラフ地震が起きた場合、最大で「33万人もの死者」がでる可能性があるとされています。これはあくまでも、「M9.1」という東日本大震災クラスの地震が起きた場合を想定しているのですが、同じ地震の強さでも大阪などの大きな都市が巻き込まれることから、その被害は「東日本大震災の20倍近くになる」のです。

 

【南海トラフ地震は今年起きる!?】

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昨年、朝日新聞社が南海トラフ地震の被害想定を発表しており、そこでは、自分が住んでいる町がどれぐらいの震度になるか、また津波の規模や、死者、建物の倒壊数などといったものを調べることが可能となっています。ちなみに、こちらの想定では「死亡者数はトータルで30万人以上」となっていますが、大阪府の死亡者はかなり少なく見積もられています。

このように、関西地方を中心に日本全土に大きな影響を与えることが予想されている南海トラフ地震ですが、「今年起きるのではないか」という説があります。その根拠となるのは「いくつかの予言」。どんなものがあるのか、簡単にそれぞれを紹介しましょう。

 

【何人もが今年の地震を予言している】

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(画像提供・ウィキペディア)

 

まず最初は「聖徳太子の予言」。聖徳太子といえば、お札の肖像画としても採用されたことのある偉人ですが、『未来記』という予言書を記しており、それには「2016年に首都が東京から岡山へ変わる、富士山が噴火する」などと書かれています。

もう一つが、東日本大震災を予言したといわれている「松原照子」さんによるもの。彼女が見たビジョンによると、「2016年11月23日に南海トラフ地震が発生」して日本が分裂し、津波によって「数万人の命が失われる」のだそうです。

さらに、アカシックリーディングで有名な「ゲリー・ボーネル」さんは、2015年に関西地方に大きな地震が来ると予言していましたが、それが後ろにずれ込んだという声明を発表しています。

 

【予言は本当に実現するのか?】

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このように予言を列挙すると、「不安になる」かもしれませんが、実は、これらの予言には「あまり根拠はありません」。聖徳太子は近年ではその存在が疑問視されています。聖徳太子が行ったとされている、様々な偉業は一人の人物ではなく、数人の人物による可能性が高いというのです。さらに、『未来記』という書物自体、「実在したという記録が残っていません」。実在していない人物が残した、実在していない書物による予言が起こるというのはちょっと考えにくいものです。