【従来のアロマ器具の弱点】
弱点といえば、アロマポットにせよ、アロマディフューザーにせよ、どうしても避けられない弱点があります。それは、「ひとつの香りしか使うことが出来ない」ということ。
調合した精油を使用することで、複数の香りをミックスすることは可能ですが、まったく違った香りをすぐに出すということは難しいのです。これは、香りを使ったアイテムに共通する問題ですが、すぐに香りを切り替えるというのは、なかなか難しいのです。
ひとつの香りをある程度充満させてしまうと、次の香りを追加することで、バランスが崩れて、あまり良い効果がでませんし、身につけて持ち歩くようなペンダントタイプの場合、中身を取り替えたとしても、どうしても香りが混ざってしまいます。
【最新のテクノロジーで生まれたアロマディフューザー】
このような弱点をテクノロジーによって解決した、新しいタイプのアロマディフューザーが、最近登場しました。日本有数のテクノロジー企業である「SONY」の社内クラウドファンディングで出資を募っている「AROMASTIC(TM)」は、持ち運びできるアロマディフューザーでありながら、その時の気分にあわせて「5種類の香りを使い分ける」ことができます。
今までのアロマディフューザーは、部屋全体に香りを拡散させるものでしたが、この製品は、「自分の周りだけに香りを漂わせる」ことで、今までになかった「携帯性と、異なる香りを選べる」という利点を獲得しました。また、アロマディフューザーの欠点ともいえた、「使用後のお手入れも必要ない」ということで、まさに「未来型のアロマ製品」といえるでしょう。
香りの切り替えをすると、前の香りが残ってしまうという弱点を、SONYが持つ「光ディスク技術」を応用した「SCENTENTS(TM)」という独自の香りカートリッジを開発したことで克服し、お手入れの必要もなく、気分にあわせて5種類の香りをチョイス出来るのです。
この5種類の香りは単一のものではなく、アロマセラピーの老舗ともいえる「ニールズヤードレメディーズ」の精油を、認定アロマセラピストがブレンドしたものを使っているので、精油の持つ効能といった面でも信用が持てます。
現在、出資を募っている最中で、達成率が4割程度なので、残り1ヶ月程度で果たして製品化が決定するかどうかはわかりませんが、すでにプロトタイプは完成しており、ニールズヤードレメディーズ表参道本店では1月20日頃まで体験することが可能ということです。
AROMASTIC(TM)(https://first-flight.sony.com/pj/6/AROMASTIC)
スピリチュアルな世界では、何千年も前から伝わってきたものが多いのですが、今回の例のように、時代の変化にあわせて、新しい形で生まれ変わっていくものは、これから先の未来にも残っていくだけの力を持っているということなのかもしれません。古代からの叡智と、最新の技術が組み合わさることで新しいものが産み出されていくと考えると、なんだかワクワクしてきます。