アンガーマネジメントVol.33 「イライラせずに子供に宿題させる方法 」

アンガーマネジメントVol.33 「イライラせずに子供に宿題させる方法 」

子どもがちゃっちゃと宿題しなくてイライラする親御さん、たくさんいます。この記事を読めば、夏休みの宿題で子どもとのバトルを避けられる家庭があるのでは…という祈りを込めて書きます!

「遊びに行く前に宿題しなさいよ!」「いつまでテレビ見てるの!」というセリフ、どこの家庭でもこだましています。でもちょっと考えてみて下さいね。あなたはオフィスから帰ってから十五分以内にまたパソコンを立ち上げて、持ち帰った仕事をする気力はありますか?

普段子どもは学校に遊びに行っている訳ではありません。数時間びっちり授業を受けて、掃除して、友達や先生に気を使って、たまには泣きそうになりながら家に帰って来ます。夏休みだって子どもなりに色々用事があって、暑い中クタクタになって家に到着します。子どもにとって家は「安全な避難地帯」。
玄関のドアを開けたら、しばらくはのんびりマンガを見たり、友達と遊んだりしたくなるのは当然です。
むしろ、家に帰ってすぐ机に向う子どもがいたら「親の期待に応えようとして無理してるんじゃないのかな?」と心配になってしまいます。

まずは子どもに提案させてみるのがポイント!

イライラしないで子どもに宿題をさせるポイントは、まず「子どもにスタートする時間・内容を決めさせる」事です。
「そんな事言ったらうちの子は全然勉強しない!」と心配されている方。一度子どもに生活時間の主導権を握らせてみて下さい。

「◯◯ちゃんは、何時になったら宿題する?」「夏休みのこの宿題は、何日までに終わらせようか?」
こう聞いて、子どもに提案させます。私達は、自分の事は全部自分で決めたいんです。三歳児だって同じ。ただ親と子では力関係が圧倒的に親が有利なので、子どもは親の言う事を聞かざるを得ない場面が多々あります。

押し付けられて言う事を聞かせようとすると、子どもは力を最大限に発揮する前に止まってしまいます。なぜなら「親の言いつけを守る」事がその子のゴールで、「親の機嫌を損ねない」のが目的になってしまうからです。

私達が目標に到達するためには、まず「主体性」を持って取り組むことがとても大切。こうする事で脳の自己報酬神経群が活性化し、「もっと頑張ろう」というモチベーションにつながるからです。

一方で、子どもの判断はまだ未熟な部分がありますので、ここが親の出番。「◯時になると、ちょっと遅すぎないかな?これとこれをするのに何分ずつかかりそう?」と子どもの提案を補足してあげましょう。

そしてプランが出来上がったら、「できそう?」と聞いてみます。理想的なプランを作るだけなら簡単ですが、問題は実行できるかどうかです。そこで成功確立が6割を下回るようなら、もう一度プランを練り直して下さい。

また、何か親の希望を伝える時は「宿題しなさい!」ではなく、「ママは○○君が今宿題してくれると、もうすぐ皆でご飯食べられるから助かるな」といった具合に、主語を「あなた」から「わたし」にしてみましょう。「あんたはね!」と言われると、相手は自分が責められているような気分になってしまうんです。

家に帰ってすぐ宿題をしないのは、むしろ子どもが充実した時間を外で過ごしてきたからだとゆったり構えてあげて下さい。夕食前に宿題を終わらせるのと、休憩してからお風呂前に宿題を終わらせるのと、大きな違いはあるでしょうか。「子どもがすぐに宿題をしない」のに腹を立てるのは、実はご自身の「不安」が大きいからかもしれません。

私がいた米国のテキサス州なんて、5月中旬から8月中旬の3ヶ月も宿題なしの夏休みでした。勉強も多いに結構ですが、夏には夏にしかできない経験を、ぜひたくさんさせてあげて下さいね。

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