ルーティンを超越する・前編 ディーパック・チョプラ博士「意識的なライフスタイル」~PART.2

ルーティンを超越する・前編 ディーパック・チョプラ博士「意識的なライフスタイル」~PART.2

ルーティンは、あなたを
「受け身なマンネリ」にしてしまう

ルーティンは、意識的になるうえでの最大の障害物です。ほとんどの人は、日々のルーティン(決まりきった仕事や、型にはまったやり方)に従うことで快適さや安全を感じます。ルーティンが快適かどうかは別として、私たちの一日のほとんどの時間にじわじわと広がっていきます。ところで、なぜルーティンは意識的に生きるうえでの障害となるのでしょう?それにはいくつか理由があります。

まず、決まりきった仕事や型にはまったやり方をすると、これまで慣れ親しんできた神経回路に従うよう脳が調節されます。次に、時間が経過するにつれ、新しい情報を入力することが難しくなります。なぜなら、最も抵抗の少ない回路とは、いつもと同じ、おなじみのパターンに従うことだからです。

ルーティンは、あなたを自動操縦状態にすることによって、マインドを鈍らせます。実際に思考することなしに、何時間もの時間が、ただ忙しくすることだけで埋まってしまうのです。

ルーティンは、あなたを不活発にし、より受け身にします。「受け身なマンネリ」という表現が適当かも知れません。一日がメール、会議、計画された行動予定によって占められているとき、そのようなマンネリに陥っているということなのです。

だからこそ、ルーティンを
見直してみましょう

しかしルーティンそれ自体に問題があるわけではありません。規則正しい生活を送り、毎晩同じ時間に床に就き、常に健康的な食事をとることは、どれも身体によいことです。本当の問題とは、意識の宿る場所、マインドの中にあるのです。

毎日、あなたのマインドは、入力されたどの情報を処理するか選ぶ場である、フィードバックループ(反応を繰り返すことで結果が増幅されていくしくみ)を制御しています。これは機械的に聞こえるかもしれませんが、豊かで、常に進化し、十分に活性化されたフィードバックループを使うことなしに自分の夢を追い求めることはできませんし、深いレベルで自分を満たすこともできません。

さて、今からあなたの毎日のルーティンを見てみましょう。意識的なライフスタイルにふさわしい情報入力とは、インスピレーションを与えてくれて、心に響くもので、自然発生的で、興味深く、創造的で、生き生きとし、無私無欲で、拡大するものでしょう。

もし日々のルーティンが、反対の方向を向いていたら、つまり、意識的ではない方向に向かっているとしたら、以下のような言葉があてはまります。繰り返し、予測通り、順応、日和見主義、自動的、受け身、利己的、機械的、単調、退屈、疲れ切った、やりがいのない、冒険心のない、無感覚な、啓発されない、といった言葉です。

あなたの一日のルーティンに上記のようなラベル付けをして、退屈、味気なさ、機械的な繰り返しがどんなところに存在するのか検証し、自分が一日をどのように過ごしているか、誠実に向き合ってみてください。同時に、ルーティンの最もよい側面、つまり新鮮で、やりがいがあり、自発的な部分を分析してみてください。その目的はシンプルですが、深遠です。ルーティンの否定的側面を最小化し、肯定的側面を最大化しようとするのです。

気晴らしという誤った方向に向かってはいけません。受け身なマンネリに陥ったほとんどの人は、自分の人生を二つに分離させてしまいます。趣味であろうと、幻想であろうと、サッカーであろうと、ゲームであろうと、何時間もテレビの前に座っていることであろうと、実際に楽しむことができる上記のような側面を持つことによって、ルーティンという退屈な側面をなんとかやり過ごすのです。

意識的なライフスタイルは
自分の24時間すべてを尊重すること

意識的なライフスタイルは、人生を二つに分離することなく、統合します。ホリスティックな―全体的な自己を形成するためには、一日24時間をすべて自分のものとして尊重しなければならないのです。ルーティンは、あなたの心理的障害であり、脳の働きを妨げてしまう薬物のようなものです。そのように捉え、問題に対して能動的になってください。

私たちの生活における最大の障害は、あまり期待しないことです。そして、つまらないルーティンほど私たちを低い期待値の中に閉じ込めてしまうものはありません。ルーティンを超越することによって、どんな瞬間も意識的で生き生きとしているような人生を築くことができるのです。そのような人生を創り出す唯一のツールが、自己認識なのです。

<次号に続く>

ディーパック・チョプラ
翻訳: 水谷美紀子/渡邊愛子

ディーパック・チョプラ博士講演会『これからのウェルビーイング』
【日程】2014年9月21日(日)
【時間】12:00~14:40
※14:10~14:40はパネルによる質疑応答を予定
※同時通訳システム付
【会場】パシフィコ横浜 会議センター1F メインホール
【料金】SS席 (指定席)……30,000円(税別)※先着順230席限定
<プレミア特典>サイン会参加&ツーショット写真撮影付き!
(サイン会は14:40~16:00、カメラをご持参ください)
S席(指定席)……15,000円(税別)※先着順
A席(自由席)……8,000円(税別)
お申込み>>TrinitySHOP
問:株式会社エルアウラ チョプラ博士2014講演会事務局
TEL 03-5778-3290
チラシPD(表) チラシPDF(裏)

 

<Profile>

ディーパック・チョプラ
医学博士
心と体の医学、ウェルビーイング分野の世界的な第一人者で、70冊を超える著書は35ヶ国に翻訳、発行部数は2000万部超。
クリントン前米大統領訪印時「アメリカは代替医療の先駆者ディーパック・チョプラ博士に代表されるインド系アメリカ人の方々のお蔭で豊かになった」
ミハイル・ゴルバチョフ元ソビエト連邦大統領から「チョプラ博士は間違いなく、われわれの時代で最も分かりやすく感銘を与える哲学者だ」と評され、タイム誌発表の「20世紀の英雄と象徴トップ100」に選ばれ、「代替医療の詩人・予言者」と紹介される。CNN ニュース他メディア出演多数。
レディー・ガガ、ミランダ・カー、マイク・マイヤーズ他、多くのハリウッドのセレブたちのスピリチュアルメンターであり、故マイケル・ジャクソンの親しい友人で相談役でもあった。マドンナ、デミ・ムーアとも親交が深く、共に「A Gift Of Love: Deepak & Friends」というルーミーの詩を朗読したCDも出している。
内分泌科専攻、米国内科医師会フェロー、米国内分泌科医協会メンバー、ケロッグ経営大学院非常勤講師。
コロンビア経営大学院の著名な経営学者、ギャラップ社上席研究員でもある。
ハーバード大学医学大学院主催の内科最新情報を学ぶ年中行事で10年以上講師を務めている。
カリフォルニア、サンディエゴにある「チョプラセンター」創始者。その活動をつうじて西洋の医学と東洋の伝統的な自然のヒーリングを統合させた癒しの手法を確立した。

▼ディーパック・チョプラ オフィシャルWEBサイト
http://www.chopra.jp

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