笑顔や何気ないフリで隠していても本当は人が怖い?~「第2のひきこもり=仮面ひきこもり」

職場では人気者、家ではひきこもり……
「第2のひきこもり=仮面ひきこもり」って一体何?

今話題になっている「仮面ひきこもり」という言葉、ご存知ですか?
実はあなたもその可能性があるかもしれません。

本書は、この『仮面ひきこもり』について、初めて書かれた一冊です。
「もしかして……」と思った方から、ひきこもりに関心のある方まで必読の一冊です。

本書の書名でもある「仮面ひきこもり」とは、著者の服部雄一氏が多くのひきこもりの患者と接するなかで分かった、従来のひきこもり(社会的ひきこもり)以外のひきこもりを指します。

具体的には、普段は会社に行ったり、主婦業をしていたりと、一見ひきこもりには見えないが、ひきこもりと同じ基本症状があり、それを隠しながら社会生活を送っている人のこと。

近年のSNSの流行で、いつも公私ともに充実しているのだろうなと言う印象を受けるポジティブな投稿をしていて、かつ「いいね!」も多い、という方周りにいませんか? もしかしたら、そんな人たちの中にも、「仮面ひきこもり」がいるかもしれません。

人間関係が複雑化し、それに伴って私たちの精神も更に複雑になってきました。表面的な印象は必ずしも内面と「イコール」ではないのです。
その構造を知ることで、「仮面ひきこもり」予備軍からの脱却を図りましょう。

<仮面ひきこもりチェックリスト>(本文より一部抜粋)
□ 笑顔や何気ないフリで隠しているが本当は人が怖い
□ その場しのぎをするクセがある
□ 決断できない。自分で判断できない
□ 人には二面性があると思う
□ 自己主張の強い人や外国人が苦手である

■服部 雄一(はっとり・ゆういち)さんプロフィール
狭山心理研究所主宰、セラピスト。
1949年生まれ。ロサンゼルスでの語学留学、8年間の通訳業を経て、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校にて6年間学び、心理学修士課程修了。国内の数少ない多重人格専門家として、トラウマ性の心理障害の治療が専門。セラピストとして患者さんと向き合うほか、ひきこもりについては、初めて英語論文で症例を発表。
著書に、『ひきこもりと家族トラウマ』(NHK出版)、『多重人格者の真実』(講談社)、『多重人格』(PHP研究所)がある。

『仮面ひきこもり』
発売日:2014年2月14日
定価(本体800円+税)
ISBN 978-4-04-110700-3-C0295