『まず「できます」と言え。やり方は帰り道で考えろ。――「世界一の庭師」の仕事の流儀』

『まず「できます」と言え。やり方は帰り道で考えろ。――「世界一の庭師」の仕事の流儀』

世界大会で2度目の3連覇達成!
世界一の庭師・石原和幸が語る仕事哲学

エリザベス女王から「庭の魔法使い」と絶賛されたプロフェッショナルが語る仕事

「ガーデン大国」英国で100年の歴史を誇る チェルシー・フラワーショー。
エリザベス女王が総裁を務める英国王立園芸協会が主催し、世界から毎年20万人が来場するといわれる最高峰の大会です。著者の石原氏は、無名の日本人ながらそこで 史上初の3年連続(2006-08年)、かつ異部門でゴールドメダルを受賞。これは、陸上競技であれば100m走、110mハードル、走り幅跳びですべて金メダルを獲るようなものと言ってもいいかもしれません。

そうした活躍は、BBC(英国放送協会)や「フィナンシャルタイムズ」紙など数多くのメディアで取り上げられ、エリザベス女王からも「庭の魔法使い」と絶賛されています。
また、2012・13年も2年連続でゴールドメダルと部門のベストガーデン賞のダブル受賞、そして、この5月20日に、3年連続ゴールドメダル&ベストガーデン受賞が決定! 「2度目の3連覇」という金字塔を打ち立てました。

路上花屋から始まり、30代半ばを過ぎて始めた
庭づくりで「世界一」へ駆け上がる

そんな著者だけに、「見る者の驚きを生む天才的発想」に注目が集まりますが、その仕事は、長崎の繁華街での路上花屋から始まりました。夜の街で鍛えられた「お客の心をつかむ技術」を武器に、「面積あたり売上日本一」の花屋 を実現。その後、事業の失敗で8億もの借金を抱えながら「世界に挑戦する」と宣言、誰も想像できなかったレベルでそれを実現したのです。

「英語もできない、庭づくりの師匠もいない。小学校でほめられたのは運動会ぐらい」と自ら言う、“非エリート”の著者は、「日本人であることを最大限に活かせば、世界で戦う上で、とてつもないアドバンテージになる」と語ります。

・しっぽは、切れるまでふれ。
・仕事がないなら、つくればいい。
・発想できたものは、実現できる。
・ほめられたら有頂天になれ。
・本当に大切なものは、ポケットの中に入るもの。

など、本書は石原氏の独自の思考と仕事哲学を一冊に凝縮。心ふるえる「魂の言葉」をぜひ味わってください。

世界の最前線で戦う男が大切にする「基本」とは?

I.世界で戦ってわかったこと
・世界で勝つのは難しい。だけど、ものすごく難しいわけじゃない
・日本人であることはブランドになる  ほか

II.仕事の基本は、こうして身につけた
・小さな試行錯誤の繰り返しで、周りとの差はぐんと広がる
・失敗はしてもいい。ただし正面から受け止めろ  ほか

III.仕事レベルが上がり続ける考え方
・てっぺんの人が何をしているか、あなたは知っているか?
・「はい、わかりました」で、使い勝手のいい人になる  ほか

IV.人を動かすために本当に必要なもの
・失敗がチームの弱点をあぶり出す
・なぜ、スタッフの7割が素人でも、ゴールドメダルが取れるのか?  ほか

V.「自分のメガネ」をつくるために
・5個のシルバーメダルが、見失っていた原点を取り戻させた
・そして僕は、今日も庭をつくる  ほか
世界から惜しみない賞賛を受ける国際的ガーデナー

■石原 和幸(いしはら かずゆき)氏プロフィール
庭園デザイナー
1958年長崎市生まれ。大学卒業後、生け花の本流「池坊」に入門。花と緑に魅了され、地元の長崎で路上販売から花屋をスタート。30代半ばをすぎて庭づくりを始める。
事業の失敗による借金を抱えながら、2004年、英国の国際ガーデニングショー「チェルシー・フラワーショー」に初出展し、準金賞にあたるシルバーギルトを受賞。2006-08年には、史上初となる3年連続、しかも異部門でのゴールドメダル受賞の快挙を達成。また、2012-14年にはゴールドメダルとベストガーデンの3年連続ダブル受賞の偉業を果たす。他の大会も合わせ国際大会で計9個のゴールドメダルを獲得。現在は、緑の力で世界に貢献すべく、多方面で活躍中。
著書に『世界一の庭師の仕事術』(WAVE出版)など。

■石原氏が手がけた主な仕事
・宮城県・女川町に、チェルシー・フラワーショー2013 ゴールドメダルおよびベストガーデン受賞作品「床の間ガーデン」を移設(2013.11)
・イオンモールの旗艦店・幕張新都心店に立体庭園「風の丘」を制作(2013.12)、また、今後オープンするイオンモールの植栽をプロデュース予定
・スタジオジブリのドキュメンタリー「夢と狂気の王国」(砂田麻美 監督)公開に合わせ、同映画の公開館である新宿バルト9内に「ジブリの庭」を制作(2013.11)
・ウエスティンホテル東京(東京・恵比寿)「ウエスティンガーデン」および植栽プロデュース

『まず「できます」と言え。やり方は帰り道で考えろ。――「世界一の庭師」の仕事の流儀』
著者:石原 和幸
定価:本体1300円(税込1404円)
ページ数:224ページ
判型:四六判
出版:株式会社KADOKAWA