心理セラピストが警告する!『デス・ワード』の危険性とは?

心理セラピストが警告する!『デス・ワード』の危険性とは?

あなたにも心当たりがありませんか?

心の問題を抱えた方の一定数に必ずといって良い程、決まったフレーズがあります。統計を取ったわけではないのですが、「死にたい」「消えたい」が圧倒的に多く、続いて多いのが「記憶を消したい」というものです。

もちろん、そんな言葉を口にする人たちの人格を否定するつもりはありません。ただ、最初に一番大事な事を言っておくと、そういう言葉が口に出ている(もしくは文字にしている)時点で、少なからず危機的状況だと認識した方が良いという事です。

単に誰かの気を引きたいために安易にこれらの言葉を多用する方も一部いらっしゃいますが、この言葉は唱えれば誰かが助けてくれる魔法の言葉ではありません。安易にこれらの言葉を使うのは禁忌事項だという事も覚えておいて下さい。自分の心が悪化しているのに、さらに状況を悪化させてしまう言葉です。

はじめのうちは同情されるかもしれませんが、徐々に厄介な人と認識されるようになって来ます。そうなって来ると友達がどんどん減って来る危険性が著しく高いです。人に悩みを打ち明けたり、時には愚痴る事も大切ですが、『デス・ワード』を使ったら、相手の心に著しい不快感・敵意・憎悪を引きだし、増幅してしまうのです。それらの言葉を多用するあまり誰からも相手にされなくなって「どうせ私なんか……」となると本当に地獄のループに陥ってしまいます。気をつけて下さい。

もっと酷い場合は、信頼関係が無くなった上に、悪評まで流れてしまうかもしれません。ネガティブな噂は広まるのが稲妻のごとく早いです。これらの『デス・ワード』は、自分の人生を一気にどん底まで叩き落とすほど、強大なパワーを持っています。

愚痴に関しては、基本的にオススメは言いませんが、愚痴を聞いてくれる相手に大きな負担を与えていないか、愚痴ることで本当にスッキリするかどうかを考えてから行って下さい。スッキリし無いのに愚痴る習慣が付いていると、人生に於いて何の得にもなりません。仮にスッキリしても、自分だけ満足して変えるのではなくネガティブな言葉をひたすら聴いてくれた心温かい友人に感謝の気持ちを持って、態度で示して下さいね。人間関係が壊れてしまったら、それこそ大問題ですから。

「私は大丈夫」という言葉を繰り返せば自己暗示で問題が解決すると思い込んでいる人も残念ながら多いですが、それも良い策とは言い難いです。確かに心の在り方と言葉の使い方は重要ですが、暗示や催眠といった類のものは決して簡単なモノではありません。潜在意識について深く勉強しないといけないので混乱している最中だと、正直それどころではないと思います。「私は大丈夫」という自己暗示で見事に復活を遂げた方をゼロとは言いませんが、少なからず僕は知りません。

巷では「ポジティブな言葉を使うと世界が変わる」と言われています。僕もその通りだと思います。笑顔とポジティブな発言は本当に大事です。
しかし、今からいう事はあまり知られていないと思いますが、とても大事な事です。それは、「ポジティブな言葉を使っているだけでは解決しない問題も多い」という事です。

ネガティブという存在を完全否定するのは危険思想です。ネガティブにはネガティブの存在価値があるのです。たとえば、本当にどうにもならないような問題があったとします。そこで愚痴ったり自暴自棄になるのは勿論反対ですが、ポジティブな言葉だけを使っていても解決しないのです。

集団心理を学ぶとわかってくると思いますが「元気そうでよかった……」と思われて問題を解決したと勘違いされてしまったら、それこそ誰も助けてくれなくなってしまいます。人はそれほど、洞察力に長けているわけではないのです。本当は心が強いのに、痛々しいくらいポジティブ発言をしていると、逆に「この人とは関わりたくないかもしれない……」と思われてしまう場合もあるので気をつけて下さい。

心理学や脳科学の流行によって「脳を騙す」という言葉が独り歩きしています。確かに、この方法は有効に使える人であれば、とてつもない効果があります。ただし、それは「自分の脳を騙せるなら」という前提があるのです。ただ、これは諦めた方が良いという事ではなく、徐々にスキルアップすれば良いのです。深刻な状況で実践を積むのは避けて下さい。

悲観的な話になりましたが、結論を言うと騙し通せないのなら、自分の心に嘘をつかないでください。そして問題は独りで抱え込まないでください。愚痴ろうとか『デス・ワード』で誰かの気を引こうとかするのではなく、信頼できる人に相談して下さい。もしくはセラピストを利用して下さい。安心して自分を委ねられる相手に、心を開いて、自分自身の現実と向き合って下さい。