松田有真の“もう一度訪れたい!”全国「感動の秘湯・名湯・温泉宿」PART.2 山梨県・不動湯

松田有真の“もう一度訪れたい!”全国「感動の秘湯・名湯・温泉宿」PART.2 山梨県・不動湯

美肌の霊泉「不動湯」

3月1日より再開致しました松田有真の新連載。
【もう一度訪れたい…!全国・感動の秘湯・名湯・温泉宿】
これより毎月、新月と満月にお届けして参ります。みなさま、どうぞお楽しみ下さい。

さて、今回、皆様にご紹介させて頂く松田有真オススメの温泉は、富士山の麓、山梨県は「大明見(おおあすみ)」という所にある美肌の霊泉「不動湯」です。

私がこの宿を訪れたのは2013年の6月のこと。

ちょうど、月が地球に最も接近したタイミングで満月になる“スーパームーン”と呼ばれる満月を迎える日でした。

この宿を訪れる事になったきっかけは、一寸不思議な出来事が発端でした。
しかし、その結果、こちらの「不動湯」に巡り合う事が出来ましたのでそれはそれでよかったという事にしています^^

新宿から高速バスに揺られること約2時間。
現在では「富士吉田駅」から名称が変わった「富士山駅」からタクシーで15分程の距離にあります。

私が訪れる事になったこの時は、ちょうど富士山が世界文化遺産に登録された翌日という事もあり、街のあちこちにのぼりが立てられ、駅には取材班の姿もチラホラ。どこか全体にお祝いムードが漂っていた事を思い出します。

杓子山という山の中腹に位置する「不動湯」
田園を抜け、細く急な山道を登って進んで行くと、その先に見えてくる、小さな一軒宿。まさに“秘境の湯治場”といた風情を醸し出しています。

「不動湯」は、今から100年ほど前、地域の人たちにより湯治施設として開湯されました。
この地方では最も古い湯治場として利用されて来た歴史があるそうです。

このお湯は、疲労回復やかぶれ、やけど、疣(イボ)など、皮膚病への効果は抜群だそうで、戦後の一時期には、山梨県郡内地方で盛んだった染色業に携わった人々の殆どが染色助剤によって、極めて悪性の皮膚病にかかってしまい大きな社会問題になった事があったそう。その時、お医者さんも匙を投げ、最後には「不動湯へ行きなさい」と云って大勢の人がこちらの不動湯で完治。それから「奇跡の湯」として多くの人に知られるようになったとか。
近年は“アトピーに卓効がある”ということで、テレビや雑誌で紹介され、近県の人や遠く中京・関西等からも尋ねて来られるのだそうです。

チェックインを済ませ、まずは気になる温泉へ。こじんまりとした浴室。窓の外には目の前まで迫りくる緑、そして遠くに目をやると山の稜線が見てとれます。

お湯は無色透明で無味無臭。浴槽は男女別となっていて、一般浴室と治療専門浴室が設けられ、皮膚の治療に来られる方の専門も浴室が用意されているのが特徴的です。

お風呂は ぬる湯とあつ湯の2種類が設けられていましたので数分ずつ交互に入ってみました。
この時、一旦入浴をしたら1~2時間休憩してまた入ると効果的なのだそう。
そして、気になる体感の程は…?浸かっているその場からなにやら“ツルツルを実感…!”
「これはたまらない…!」この迅速な体感が病みつきとなり、チェックイン後、夕食後、寝る前、朝、と、またしても浴場通いを行う事となりました。

「不動湯」の泉質は単純泉。効能としては、やけど、切り傷、リウマチ、打撲、皮膚病などが挙げられています。
宿の裏には「硯水不動尊の霊水」という湧水があります。

この「霊水」を求め連日多くの方がこの場所まではるばる来られるそうです。確かに、私が宿泊をした日も、多くの方が車を止め、列をなして大きなポリ容器に水を汲んでいる姿が見受けられました。

硯水不動尊の霊水の入り口。

宿の裏にある「硯水不動尊」のお社。

すぐ目の前を流れる川のせせらぎに耳を傾け、山の空気を存分に吸収し、霊泉と呼ばれる温泉に入ってその場を存分に感じて過ごしていると、たちまち心も体もスッキリ晴れ晴れ!軽やかに生まれ変わっています…!

温泉は私にとって欠かすことが出来ない元気&リフレッシュパワーチャージスポット!
山梨県・大明見「不動湯」は“もう一度訪れたい…!”感動温泉の一つとなりました。