60年に一度の遷宮を終えた本当にスピリチュアルな出雲の姿『あたらしい出雲旅行』

遷宮を終えた出雲大社が
新たなパワースポットとして生まれ変わる

わざわざ行きたい、出雲の聖地30ヵ所をたずねる旅。

2013年に遷宮をむかえた出雲大社から、秘境・奥出雲まで。
古代出雲の時代から、地元で大切にされてきた「本当の聖地」を案内します。
出雲出身者による「地元で愛される“本当にいいお店”リスト」も収録。
行くだけで幸せになれる、知られざるパワースポットを紹介!

昨年テレビや雑誌でも何度も特集が組まれ、多くの方が参拝に訪れた出雲大社。縁結びのパワースポットとしても言われ、多くの女性が訪れる場所でもありますが、そもそも出雲大社は、出雲の時代から、人々を守る神さまとして、大変篤く信仰されてきた神社です。

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出雲の国は、神の国、神話の国として知られています。その“出雲の国”には、今もなお古の神社がいたるところにあります。そして、その中心が「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」をおまつりする出雲大社(いづもおおやしろ)です。

大国主大神は、「だいこくさま」と申して慕われている神さまです。だいこくさまは、「天の下造らしし大神」とも申しますように、私達の遠い遠い親達と喜びも悲しみも共にせられて、国土を開拓され、国づくり、村づくりに御苦心になり、農耕・漁業をすすめ、殖産の法をお教えになり、人々の生活の基礎を固めて下さいました。また、医薬の道をお始めになって、今もなお人々の病苦をお救いになる等、慈愛ある御心を寄せて下さったのです。だいこくさまは、救いの親神さまであると共に、すべてのものが「おのずから」の姿にあるように護って下さる親神です。

(注)出雲大社HPより抜粋
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本書は、出雲出身で編集・ライターの広沢真貴子さんによる、あたらしい出雲の魅力を知るための1冊。その土地を熟知しているからこそ分かる、観光スポットではない、地元の人に愛される、地元の人しか知らない秘密の場所もこっそりご紹介。そして、「神社を参拝したら、地元の美味しいものを食べたい!」、そんな希望にもしっかり答えてくれる、親切な一冊です。

写真もイラストも、ほっこりする仕上がり。まるで近所の神社に出かけるような、いつもお世話になってる神さまにちょっとご挨拶してこようかな、という感じにさせてくれる内容です。

特に信心深い人でないとしても、出雲を訪れると、「何だか守られている気がする」「神聖な気持ちになる」「心がほっと落ち着く」というような気持ちに包まれるそうです。
「神さまは本当にいる」ということを、心から感じることができる場所なのかもしれません。

遷宮を終え、新たな表情を見せ始めた出雲。
あなたも、出雲の神さまに会いに行きませんか?

 

Contents
1 大社エリア
・出雲大社
・命主社
・島根県立古代出雲歴史博物館
・北山
・伊努神社
・都我利神社
・美談神社
・膳夫神社蹟
・出雲の空
・朝山神社
・須佐神社
・稲佐の浜
・旧大社駅

2 荒神谷エリア
・荒神谷遺跡
・簸川平野
・久武神社
・伊保神社
・斐伊川
・出西三本松自然公園
・布須神社
・釡石
・佐世神社
・須我神社
・須我神社奥の宮

3 奥出雲エリア
・奥出雲
・産湯の池
・鬼神神社
・大呂神社

4 美保エリア
・美保神社
・宍道湖

 

 

文:広沢真貴子(ひろさわ まきこ)
1952年出雲生まれ、東京在住、青山学院大学文学部仏文科卒。主婦業のかたわらアンティークの買いつけの仕事、文学館勤務を経て、2007年より文筆家として活動中。出雲を深く愛している。ライターとしての仕事に『すてきなおばあさんのスタイルブック』田村セツコ著、『今日のごはん何作ろう?』寺澤太郎・写真、高木智代・料理(ともに小社刊)などがある。

写真:青木和幸(あおき かずゆき)
1959年生まれ、松江在住、大阪芸術大学美術学部美術学科卒。中国デザイン専門学校 造形専門課程研究科卒。東京を中心にグラフィックデザインのアートディレクターおよびデザイン専門学校の講師としての仕事を経て、2009年4月より「学校法人第一平田学園 島根デザイン専門学校」にて学校長を務める。島根の風景や奥出雲町の景観に魅了され、写真を撮り続けている。
日本デザイン学会会員、島根広告賞審査員、奥出雲町景観委員会委員長。

 

『あたらしい出雲旅行』
広沢真貴子 文
青木和幸 写真
2014年1月刊行
定価 1,575円(本体 1,500円+税)
A5判 ソフト 144ページ
ISBN 9784872906660