TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第21回 PART.2

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「顔の不思議について」。
「顔」は自分の個性や感情、人種、人生経験、さらには過去生での経験など、あらゆる「自分」を表現しています。見慣れていると思っている自分の顔も、改めて観察してみましょう。素敵な気づきがあるかも知れません!

顔には筋肉がたくさん!

私は、精神科医という職業のせいか、人々の顔をよく観察します。クリニックでセッションのときはもちろん、セミナーや講演会でも、しっかりと人々の顔の表情を観察します。能面のような堅井表情の顔が、泣いたり笑ったりするうちに、みるみる笑顔になっていくのを見るのが私の生きがいなのです。

顔は感情を表現する大切なところなので、23個も筋肉があります。面積のわりには、びっくりするほど多い場所です。それだけの細かい筋肉を使って日々、顔で自分の気持ちを無意識に表しているのです。

これだけの顔の筋肉を全部使うときの感情はどうだと思いますか?
実は、笑顔のときに、全部の筋肉を程よく使っているのです。

長い間、うつ状態で笑わないと、顔の筋肉が硬直して、久しぶりに笑うと顔が引きつります。クリニックで、十年、十五年ぶりに大笑いをするうつの患者さんは、久しぶりに笑って、顔が引きつって痛いと表現します。

うまくいかない人生を不平不満で生活している人は、口角がさがり、への字に曲がっています。普段の顔が不満顔なので、それだけでその人の人生観がうかがえるのです。
やさしい笑顔が普通の人は、ほっとして、安心して近づいて話しかけたくなります。

ちょうど昨日まで、二日間のセルフヒーリングセミナーがありました。自己紹介をする最初のときには、皆さん緊張した表情で、あまり顔の筋肉を使っていませんが、レクチャーで大笑いしたり、瞑想でハンドヒーリングやボイスヒーリングで愛の波動に包まれて大泣きしたり、感情を解放することで、いつのまにか、たくさんの顔の筋肉を使いゆるんできます。

怖い目がやさしい目になり、下がった口角がしっかり上がって、それは豊かな美しい笑顔になってくるのです。

普段の顔が優しい顔になれば、自然に日常の人間関係が家庭でも職場でもスムースになってきます。まわりの人からの反応がいいので、どんどん笑顔になって、相乗効果です。ついには、まわりの人々まで笑顔になって、素敵な笑顔人口が増えてきます。

笑顔は、リラックスしている証拠です。リラックスすると、直感やインスピレーションが冴えてくるので、ますます、いい流れになって、すてきなことが起きて、笑顔が輝いてきます。笑いが止まらない状態に、ハイテンションになってきます。

笑顔でいることが、自分の顔に責任を取れる最高の状態なのです。
笑顔で毎日を過ごしましょう!

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。