「あなたが辛いのは、常識の枠にとらわれているから!」~『常識を疑うことから始めよう 』

「あなたが辛いのは、常識の枠にとらわれているから!」~『常識を疑うことから始めよう 』

「あなたはダメ」って誰が決めた?

「前提を疑おう。質問を変えてみよう。
あなた次第で、世界はいくらでも面白くできます。」

本書は、自称天才コピーライターであるひすいこうたろうさんによる『常識を疑うことから始めよう』の中の一言です。本書を読むと、「現代人は、自分のなかで決めた、もしくは周りからきめられた「枠」のなかでがんじがらめになっている……」と感じずにはいられません。

「嫌な感情がでてきたら、それは、自分の思い込みや価値観に気付くチャンスです」とは本書のなかの言葉。
私たちが普段、ネガティブな想いを抱える時、それは自分のなかで創ってしまった常識に、自分や物事が当てはまっていないと感じた時だと、ひすいこたろうさん。

「弟よりも劣っていてはいけない」
「どんな仕事も長くは続かない自分はダメ人間」
「いまだに結婚できない私には問題があるのかな」
「仕事出失敗ばかり。私って本当に生きる価値なし」

生きている限り、私たちは上記のように自分を至らないと思い、そして人と比べてしまうと更に自分のダメさが気になってしまう。でもそこで試したいのが、「「考えをスイッチすること」。

「弟よりも劣っていてはいけない」ってどうして?
「どんな仕事も長くは続かない自分はダメ人間」なのかな?
「いまだに結婚できない私には問題があるのかな」って思うのは何故?
「仕事出失敗ばかり。私って本当に生きる価値なし」って誰が決めた?

実は常識にとらわれているだけで、誰かの考えに当てはめているだけで、「良い・悪い」の定義は存在しないのに、ある程度の「適度な」枠を自分のなかで決めつけているから、その枠に足らない自分を責めてしまうというメカニズムが、生き辛さを感じる背景にはあります。
常識を持つことは、社会生活を営む上でもちろん大切。でも思考をがんじがらめにすることとは違う、と実感しました。

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人は大人になるにつれ、
「負けてはいけない」
「恥をかいてはいけない」
「皆と仲良くすべき」
「まじめであるべき」
などと、たくさんの「いけない」と「べき」で自分を縛っていきます。
自分で自分の力を制限している。だから、毎日、疲れるんです。
人は部屋が散らかると、ちゃんと整理整頓するのに、頭の中は一度も整理整頓したことがない。
だからこそ、そうであると思いこんでいる常識を一度疑ってみるのです。
常識を疑うことは悪いことではない。心の整理整頓をするということです。
(本書  P14~P15)
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「自分は幸せではない」と感じる時、そこにはきっと、今の自分は、自分が求める理想の枠に入っていないという意識が存在します。
至らなくてOK! その状態は幸せではないって誰が決めた?と自分に問いかけてみる。そうすと、常識にがんじがらめになっていた自分に気付きます。そして、今の状態は、自分が決めた不幸の中にいるだけだと思うのです。

思考の転換。「今私は常識の枠にとらわれていないか?」……そんな風に考える癖をつけることでこの嵐の時代を生き抜くヒントを手にすることができそうです。

 

『常識を疑うことから始めよう 』
ひすい こたろう (著), 石井 しおり (著)
価格:1,260円(税込)
サンクチュアリ出版