『今日のごはん、何作ろう?』 家に帰って30分で 最高に美味しいシンプルごはん

『今日のごはん、何作ろう?』 家に帰って30分で 最高に美味しいシンプルごはん

主人公はひとり暮らしをする36歳、独身、図書館勤務の月子

この本は、今までにないまったく新しい物語仕立ての料理本です。
月子はあるとき思うのです。
「自分が美味しいと思うものを作って食べて、毎日普通に元気に暮らしていけたらいい。」

仕事に家事にと毎日がんばる私たちのこころに、なんともすっと入りこむ、シンプルで心地のよい言葉でしょう。言葉だけではありません。月子の思いを表すように、紹介されている料理の数々も、素材そのものをいかす、本当にシンプルなレシピばかり! お米をといで、炊いて、蒸らす間のたった30分でできてしまうおかずばかりなのが、なによりうれしいです。これならさっそく、今日から実践できそうですね。

食欲をそそる美しい写真も魅力

ページをめくると、物語を彩るかのように、野菜本来が放つ美しい自然の色合いが目に飛びこんできます。どーんと見開きで紹介される料理の写真が、かなり食欲をそそります。

野菜メインの献立ですが、無理はしません。自分のために、大切な誰かのために、ときにはお肉やお魚を使ったごちそうごはんの日があってもいいのです。

月子はこんなことも思います。
母の「思い」がごちそうになるから、母のつくるお弁当は美味しいのではないかと。

そう。「思い」なのです。この本には、月子の、そして写真を担当した寺澤太郎さん、料理担当の高木智代さんの「思い」もたくさんつまっています。
そんなたくさんの「思い」を感じながら、美味しく手早くごはんが作れてしまうなんて、とても幸せなことのように思えてきませんか。

もちろん、1カ月分の夕食のしたくシーンとレシピ、食材のアレンジ方法やちょっとしたコツも掲載されていて、「今日のごはんに何を作ったらいいの?」という悩みにもこたえてくれますよ。

 

写真:寺澤太郎(てらさわ・たろう)
東京写真専門学校卒業後、アシスタントを経て独立。雑誌、書籍での人物・料理などの撮影で幅広く活躍。静かに語りかけてくる写真は独特なあたたかさと透明な空気感をもつ。著書に『あなたとわたし、わたしとあなた』(谷口奈保子・文、寺澤太郎・写真 小学館)、写真に『にっぽんのパンと畑のスープ』(WAVE出版)をはじめとする白崎裕子の料理本シリーズ、『玄米・根菜・豆料理』(中島デコ著、PARCO出版)などがある。2006年からはじめた移動写真館「寺澤太郎肖像写真館」では家族写真を撮り続けている。

料理:高木智代(たかき・ともよ)
葉山にてお弁当ケータリング「智慧の台所」を主宰後、2012年、農と気と食をテーマにした「旅する台所」の活動をスタート。自然体でやわらかな暮らしの中から「一度食べたら忘れられない味」を生みだしている。気功と食、畑作業の日々。スタイリングの仕事に『かんたんお菓子』(白崎裕子著、WAVE出版)、料理協力に『禅を知りたい』(エイ出版)がある。

 

『今日のごはん、何作ろう?』
定価(本体1,500円+税)
WAVE出版