映像と音楽だけで表現される白雪姫『ブランカニエベスBLANCANIEVES』の世界

華麗でいて大胆、斬新でありながらノスタルジック。
「ブランカニエベス」の登場は、映画界に大きなインパクトをのこした。
撮影素材がフィルムからデジタルへと移行し、映像やサウンド技術の進歩で映画表現の幅が飛躍的な広がりを見せるこの時代に、色やせりふを排したモノクロ&サイレントという手法を用いて描かれた本作。
まるで時代に逆行するかのようなこの作品の存在は、誰もが予想だに出来なかった賞賛を得た。

ストーリー
体裁闘牛士の娘カルメン。
彼女が生まれると同時に母は亡くなり、父は意地悪な継母と再婚。カルメンは邪悪な継母に虐げられる幼少期を過ごす。
ある日、継母の策略で命を奪われかけた彼女は、「こびと闘牛士団」の小人たちに救われ「白雪姫(ブランカニエベス)」という名で彼らとともに見せ者巡業の旅にでる。
そんな中、女性闘牛士としての才能が開花したカルメンは、行く先々で圧倒的な人気を得るようになるのだが。。。。

映像と音楽だけで語られる、繊細な表現がカタルシスを与える作品だ。

 

『ブランカニエベス』
12月7日(土)より新宿武蔵野館ほか全国公開

©2011 Arcadia Motion Pictures SL, Nix Films AIE, Sisifo Films AIE, The Kraken Films AIE, Noodles Production, Arte France Cinéma

http://blancanieves-espacesarou.com/
配給 エスパース・サロウ