菅原千春の空を見上げて~2013年7月23日 - 水瓶座の満月~

水瓶座の満月

水の故郷マウントシャスタから寒い夏のサンフランシスコに戻り、この記事をお届けしています。

日本時間7月23日03時16分に水瓶座で満月が起りました。
*参考リンク「The Moon Age Calendar」http://www.moonsystem.to/
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毎年ツノが生え替わるオスのシカは、7月にツノを再生し始める。ネイティブアメリカンは7月の満月にオスのシカにちなんだ名前、Buck Moon(男鹿月)と名付けた。ほかには、Thunder Moon(雷月。この月に夏の嵐が多発するため)、そしてHay Moon(干し草月。7月に干し草の収穫があるため)という名前がある。(*以下より抜粋)

*参考リンク「宇宙−満月:その12ヶ月−ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト」http://www.nationalgeographic.co.jp/science/space/solar-system/full-moon-article.html
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新月から始まった新しいサイクルのエネルギーが満月を迎える時に最高潮に達す時、全てを大きくするエネルギーですから、気の合う人と楽しい時間を過ごしたり、新月に書いた願いごとの結果や、叶う課程にある効果を受取るに相応しい日です。憤りを感じたり、イライラしたり、言い争いやケンカはNGですから気を付けてください。

また、浄化に適した日です。パワーストーンはもちろん、様々なスピリチュアルグッズを満月のパワー、月光浴などで浄化しましょう。月の光に当てなくても、外気に触れさせるだけで、大気圏に満ちた満月のパワーが浄化してくれます。満月毎の習慣にされると良いですね。

ネガティブな感情や心と思考の不要なものを手放すことにも絶好の機会です。ぜひ瞑想などを取り入れた自分なりの「解放」を心掛けてみましょう。新月に向けて欠ける月のサイクルと一緒にダイエットを始めると言うのも良いアイデアです。

私がこの満月から受取ったメッセージは、
「自分の頭でちゃんと考え、自分の足でしっかり立つ!」。
悩んだら、心に聞く!「自分の心が心地良い選択はどっち?」「より自身の使命に近いものはどっちだろう?」目を閉じて、心静かに胸に手を当て、聞いてみましょう。想像した時、どちらがワクワクした気分になりますか?

水瓶座の守護星は自立と革命の星、天王星。今回の満月は独創的な発想やひらめきを大切に自身のコアな部分を鍛えることをテーマとした瞑想などがオススメです。

先週より、マウントシャスタのリトリートツアーに出掛けていましたが、今回も素晴しいメッセージを受け取って来ましたのでシェアさせて頂きます。最初のメッセージは「豊かな心を育む」。では「豊かな心」とは何か? 私は「条件なしに、豊かさを自身の中に感じること、現在の環境に見出せる」ことだと思います。

ネイティブアメリカンが残した有名な言葉

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『この土地の最後のバッファローが殺され、最後の魚がとられ、最後の森がなくなり、最後の川が毒されたとき、お金は食べられないということがわかるだろう』
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これは私の大好きな言葉のひとつです。
私自身が心掛け、推奨していることのひとつに、「自然のなかに身を置くこと」と言うのがありますが、自然のなかにいると様々な気付きを得ることが出来ます。自然が私たちに問いかけ、教えてくれるのです。山道を歩いている時、ふと迷って戻れなくなったら?などと想像してみると、現代の豊かさの象徴であるお金は紙でクレジットカードは単なるプラスチックだと言うことを知ります。自然の中では役立たずで、心もお腹も満たしてくれないことを思い知らされます。乾いた大地をドライブしている時、緑の草や木々を遠くに見つけると、そこには川があるのだな?と簡単に想像でき、本当の豊かさとは「何かを育む力」のことを言うのだなと知り、感動しました。地球上では、大地、水(雨や雪)、そして太陽が全てを育む基本と言う、バカバカしいほど当たり前のことですが、私は普段の生活では気付かないことから、多くを学ばせてもらっています。

何か、物や置かれた環境などの条件付きで「幸せ」を感じていては、その「幸せ」は続かないかも知れません。今のあなたを「幸せ」にしてくれている「物」や「環境」がなくなってしまったら、もう「幸せ」を感じない、「幸せ」ではいられないとしたら?

「豊かな心を育む」、どんな状況においても「幸せである心」を育てることが大切なのではないでしょうか。これは私自身のテーマでもあります。子どもたちに伝えたい本当のこと、後世に引き継ぎたい大切なことのひとつですね。

マウントシャスタのパンサーメドウでセントジャーメインからの光を受けてのセッション中、メッセージを受取りました。「思考を止め、心をクリアにする」「傷ついた心を認める」、これは毎日の終わりに心掛けると良いもの。ハワイの文化に伝わる、ホオポノポノに似ています。一日の仕事を終え、家に戻った時、または眠る前に少しだけでも「何も考えない時間」を持つことを心掛けると良いでしょう。

「傷ついた心を認める」それはわりと易しいかも知れませんが、その「認めた心の傷と痛み」をどう癒すのか?と言うのが難しいと思います。これは時間を掛け、落とし込み、流して行くしかありません。「悲しみ」や「憤り」を感じるのは「傷ついて」いるからです。そのことを認め、自身を責めないことが最も大切だと知りましょう。

最後にマウントシャスタ近郊の宿泊先を離れる時、いつもは牧場の牛や馬しか見掛けない場所で、野うさぎを見ました。生まれて初めて野うさぎを見た私は嬉しくて、ちょっと興奮気味。続いて、私が運転する車の前を鹿が横切って行きました。北カリフォルニアに居ると、サンフランシスコ近郊でも鹿を見ることは珍しくありません。が、今回はそこでまたメセージを受取りました。

今起っている全ての事には理由がある

昔も今も動物たちは自然の中に住み、山や森で普通に見掛けるものです。しかし現代の殆どの都会では極稀で、動物は「動物園」の檻の中。不自然な形で人間に飼育され、管理されています。けれど、子どもたちにとっては動物を間近で見れる唯一の場所であり、好奇心や興味を充分に刺激してくれる素晴しい機会であることには違いありません。物事には必ず側面があり、一方からでは見えない、分からない部分や気が付かないことがある。

誰もが同じ思想で共感、共有出来る「もの」や「こと」と言ったら、それはきっと少ないでしょう。なので、自身が「良い」と思うことを常に選択することです。この水瓶座の満月のテーマにも繋がりますね。「自身の心に聞く」、そして「応援」出来ること、したいことを探し「支援」する。2ヶ月振りにサンフランシスコで満月の夜を過ごし、翌日ホノルルに戻ります。みなさんもステキな満月の夜を過ごせたことを願っております。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。