僕たちは生まれた時から、色々な知識を得て、色々な経験をして行きます。
そして、たくさんの人たちに出会い、そこから様々な気付きや学びがあります。おかげさまで、僕自身もあなたのおかげで日々成長できていると思っています。心から感謝します。

僕たちは同じ地球という星に生まれました。
日本に限定して言うならば、同じ国に生まれ、同じような文化で育ち、同じような教育を受け、個性を伸ばしつつも、同じような概念で生活している人が殆どです。

「世の中に絶対というものは無いし、完全なる平等と言うものも殆ど無い。しかし、１日の長さ、１時間の長さ……つまり時間だけは万人にとって平等である！」と主張している人もいると思います。
なるほどと思った方も、多いのではないでしょうか。

というわけで、今回は、時間についてお話ししたいと思います。
人間と、それ以外をイメージして下さい。朝顔でもいいですし、犬でもいいです。石でもいいです。物体じゃなくても構いませんが、物体の方がわかりやすいので物体をイメージして下さい。

人間の寿命は朝顔よりも犬よりも長いです。なので、人間のモノサシで考えれば、それだけで１日の価値、考え方は変わって来ますよね。もちろん、動物や植物と会話したことがないので、何とも言えませんし、動植物が人間の時間の感覚を意識しているわけではないのですが考え方として捉えて下さい。

次に人間だけで考えてみましょう。
突然ですが、カップラーメンをイメージして下さい。調理時間はおよそ３分間。
ものすごくお腹が空いている人の立場で考えてみましょう。３分間という時間についてです。たぶん、一刻も早く食べたいと思うので、その時間はものすごく長いと思うと思います。
逆に、特に空腹でもなく、家族や友達と会話しながらカップラーメンを待っている３分間はどうでしょう。おそらく、あっという間だと思います。

そんな具合に、１分が60秒だと言うことは平等であったとしても、その時間の感じ方は実は人それぞれなのです。これはとても重要なことです。

褒められている人の時間は「もっと褒めて！」と思うくらい早く過ぎ去ってしまいますが、怒られている人の時間は「早く終わらないかな……」と、とても長く感じるという法則もありますね。

何を言いたいのかと言うと、つまり時間とは、同じ人間として生まれて、同じ地球で生活していても必ずしも同一のものではないということです。
案外、時間の感覚って意識してないかもしれませんが、とっても不思議ですよね。