ナチュロパスなみの自分の体を信じる PART.4 『命をつなぐ』

オーストラリアのヒーリングスポットとして知られる、バイロンベイへ数日間行ってきました。
自然療法を学んだ学生時代から、卒業後数年間、バイロンベイに住んでいたことがあり、今でも懐かしい友人たちの顔を見に訪ねることがあります。
今回の旅では、来月出産を控える友人のBaby Blessingというセレモニーに参加して来ました。
Baby Blessingとは、妊婦さんと産まれてくる赤ちゃん、そして女性性を祝福するセレモニー。
バイロンベイならではのセレモニーです。

参加者は女性のみ。まずはファシリテーターが、セレモニーの説明をし、その後は皆で手を繋いで円を作り瞑想。それぞれのエネルギーを感じ合います。
女性性、そして我々が受け継いだ命へ感謝を捧げる意味も込め、参加者全員が自分の名前、娘の名前、母と祖母の名前を仲間に紹介します。
一人一人が目を瞑り、臨月の友人に心の中で祈りを捧げると、それぞれ何を祈ったかを皆でシェアします。私は、友人とご主人、そして長男くんと新しく産まれてくる命が、愛と光に包まれた、素晴らしい人生を送れるようお祈りしました。

参加者の中には辛いお産経験をした女性も、授かった命と対面できなかった女性もいます。
愛と祈りのこもった言葉を捧げ、そしてそれを皆とシェアすることで、浄化され、癒され、愛に満たされるのは、Blessingをされる友人だけではなく、参加した一人一人なのかもしれません。

セレモニーでは、世界に一つしかない赤ちゃん用のブランケットを作るための布切れを集め、持ち寄ったビーズでチャームを作りました。眩しいくらいの愛と、笑いと涙に溢れた美しいセレモニーでした。

女性の子宮は時に宇宙に例えられます。
この世に新しい命を産み出すという行為は、女性だけに与えられた特別なもの。
妊娠やお産は苦しいこともあるけれど、産まれた子を見た瞬間に、自分よりもかけがえのないものの存在を確認し、無償の愛が確かなものとなります。
自分よりも周りを優先しがち、与えるばかりで、受け取るのが苦手な女性が多いような気がします。

Baby Blessingのようなセレモニーで、周りと愛を与え合う機会を持ち、愛を素直に受け止めることを大切にしたいと思いました。