日本の伝統から紐解くフード(風土)ヒーリング その5 晩夏から秋の時期 季節をめぐる食ベ物と食べ方

晩夏

前回は真夏の時期の食べ方をお伝えしました。
体調は、如何でしょうか?

 

まずは健康チェックをしてみましょう。

みなさん、こんな症状がありませんか?
当てはまると、夏バテですよ。ではチェックしてみましょう。

身体的要素
・だるいと感じる
・すぐにばてる
・食欲が無い

心的要素
・気力が出ない
・うつっぽい
・暑くてイライラする

食癖的要素
・果物、アイス、清涼飲料水、ビールなど、冷たいモノばかり食べている
・素麺、冷や奴、ところてんなど喉ごしの良いものばかり食べている

いかがでしょう? いくつ当てはまりましたか。
少し気を付けることで体調が整いますよ。

晩夏

 

晩夏から秋の時期の特徴を知りましょう。

真夏メニューは、お盆までとします。
大量の水分や夏の野菜をたっぷり生でかじるのは、ここでおしまいにしましょう。

真夏メニューの摂りすぎは、夏ばての原因になります。
髪の毛が多く抜けませんか。

冷たい物ばかり飲食していると胃腸が冷えてしまい、働きが低下して、食欲不振、消化不良をおこして貧血、冷え性の一因になります。
汗も普段より出るので、ミネラルが欠乏して代謝が悪くなり、身体がだるくなります。

では、どうすれば良いのでしょう。

 

お盆からは陽性食材を少しずつ増やしていきましょう!

夏ばて防止には、味噌、しょう油などの塩気のある調味料をしっかり取り入れます。
梅干しや酢のクエン酸も代謝を促してくれるので良いですよ。

ドレッシングや和え物に、酸味のあるレモン汁を足したり、糠漬けも良いでしょう。
そろそろ、里芋やさつまいも、蓮根が出回りますから、身体の保温効果が高くて、陰性で膨らむ、ゆるめる力を持っている芋類もこれから頂きましょう。

熱いお茶を飲んで、お腹は常に温めてあげてください。
私は今季、味噌汁を毎日の朝・昼に飲んでいました。

すると、とっても身体の調子が良いのですよ。
朝のコーヒーよりもずっと健康的です。
朝の味噌汁1杯で免疫力が上がりますから、孫(小学2年)は朝食後に37度ありますよ!

熱有る~!!! って頭に水をかけて、もう一度熱を測って36,6度にして学校に報告しています。
午後2時半過ぎのクライアント様には、ご迷惑をおかけしていますが、この孫が学校から帰ってきてすぐにトイレに行き「でた~」と叫んでいますので、お尻を拭きに行かせてもらいます。
毎回黄色い良い香りの・ん・になっています。

 

夏バテを乗り越えて秋は寒さ知らずで乗り切りましょう。

暑いからと言ってお料理をしないで、冷たい食べ物ばかりは良くないですね。
暑いからこそ、温かい物で、お腹を冷やさないようにしましょう。
冷たい生サラダは、最小限にして、加熱料理を増やします。

朝は、ご飯と味噌汁と糠漬けくらいで軽くエネルギーを補給します。
昼は、まだ残暑が残っていれば暑いので、蕎麦やスパゲティ、焼きそば等はどうでしょう。
夜は、野菜炒めや、煮込み料理、湯豆腐、揚げ物、炊き込みご飯も良いでしょう。

朝と昼は、しっかり塩分を効かせて昼間の暑さと汗に対応しましょう。
そして夜は、おかずを食べたいだけ、ゆっくり味わうのは如何ですか。

秋には、お団子も美味しい時期です。
ご飯が重い場合は、蒸し団子、焼き饅頭など、ナス味噌などを包んでみるのも美味しいですね。

コーンと玉ねぎのかき揚げや、カボチャ、さつまいもの天ぷらをして、デンプンとカロリーも補給しましょう。
この時に必ず油を消化する大根おろしを適量添えて下さい。

晩夏

残暑に対応しながら、少しの陽性で冷やさないように、なおかつ寒さに向かっていく体調を次第に引き締めて行くと良いです。
夏にゆるめすぎると毛が抜けてしまいます。

保温効果の高い脂肪の多いナッツや種子類もおいしいですから、適量を料理に利用して見て下さい。
コクがあり満足感が出るでしょう。
青菜のゴマ和え、クルミ入りチャーハン、カシューナッツ回鍋肉など、如何でしょう。

こんな風に、1年を通して季節に合わせて、食材や調理法を丁寧に見てきました。
参考になれば幸いです。

最後までお読み下さりありがとうございます。

食事を整えて、身体の中から美しく幸せで健康に暮らせますように。
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