日本の伝統から紐解くフード(風土)ヒーリング その4 真夏の時期 季節をめぐる食ベ物と食べ方 

夏野菜

梅雨が終わり、本格的に真夏の時期になりました。
日本の夏は蒸し暑くて体内に熱がこもりやすくなります。

そこで、夏野菜はカリウム、水分が多いキュウリ、トマト、瓜類がたくさんなり、
身体の中から、クールダウンして涼しく過ごしやすくしてくれるのです。

これを風土の食べ物と言います。

では、この暑い夏を快適に過ごす食生活を見直してみましょう。

 

まずは健康チェックをしてみましょう。

みなさん、こんな症状がありませんか?
半分以上当てはまると、夏タイプになりますよ。

ではチェックしてみましょう。

身体的要素
・熱射病になる
・朝に手や顔がむくんでいる
・立ちくらみ
・汗かき
・口内炎になりやすい

心的要素
・ドキドキ興奮しやすい
・記憶喪失、ボケる
・気が短くそそっかしい
・笑いすぎる

食癖的要素
・ビールが好き
・タバコが好き
・コーヒーが好き
・肉が好き
・甘いモノも好き

いかがでしょう? いくつ当てはまりましたか。

少し気を付けることで体調が整いますよ。

 

夏の季節の特徴を知りましょう。

夏には草木や昆虫達は、活動真っ最中で濃い緑がたっぷりと茂り、虫が飛び交っています。
1年の中で一番エネルギーが高く、お日様からたくさんのエネルギーをもらえる時期です。
なので、食欲が落ちるのが普通の状態だと思って下さい。

夏は1年のうちで一番ダイエットが成功する時期! 要らない脂肪を追い出しましょう。

夏は、心臓・小腸の浄化の時期で、汗を出して体内の掃除をします。
汗は、身体の不純物を出してくれる重要な働きをしてくれます。
汗を凄く出してくれる夏の野菜をタップリ食べて、汗をたくさん出して痩せましょう。

と言っても、どうすればいいのかな? と言う方に夏の食べ方をお伝えします。

 

お盆までは夏野菜をタップリ摂りましょう!

暑いからと冷たい物ばかりでは、お腹を冷やしてしまい下痢を起こしたり、鼻水が出る夏風邪になります。
氷を入れた冷たい飲み物は出来るだけ控えて、利尿作用のあるスイカを食べたり、キュウリにもろみ味噌をつけて食べましょう。
我が家の孫達は、豆乳マヨに麦味噌を混ぜてデップにしてセロリ、大根、人参をステックに切りパクパク食べますよ。

夜も暑くて蒸すから、遅くまで食べたり飲んだりしていると、むくんでしまいます。
飲食は就寝時間の3時間前までに済ませて、眠るモードに自律神経を整えましょう。
グッスリ眠ることが、若さと痩せる秘訣です。

夏野菜

水分をたくさん取り過ぎてしまうと、下痢になる方が居ます。
いくら汗をかくために水分をとりましょうといってもそれは摂りすぎです。
夜中もトイレに行く、1日10回も通うのはちょっと考えて心臓と腎臓に負担がかかります。
適正回数は、5回前後と覚えておき、水分は夏野菜で摂ると覚えましょう。

 

夏を快適に過ごすための食べ方を知りましょう。

夏には夏の食材と食べ方があります。
季節に合わせた料理をいただくことで、体調が整い精神も穏やかに過ごすことが出来ます。
クライアント様達も今年の夏は、暑さ知らずで快適ですと言われています。

胃腸が弱く冷えやすい方は、室温のもの、温かい物や梅干しが良いでしょう。
よく煮込んだラタトゥイユ風夏野菜の味噌煮も良いですよ。
これは私の今年のヒットです。

鍋にニンニクのみじん切りに玉ねぎ、ナス、トマトなどの夏野菜をざく切りにし、菜種油をかけて弱火からジックリ加熱し、香りが出てきたら少々のだし汁を入れ、塩と味噌を乗せて煮込んで20~30分で出来上がりです。
朝の涼しい内に料理しておくと楽です。

ポップコーンも映画館で食べるポピュラーな食べ物ですが、どうしてここだけではもったいない!
尿回数を減らすことに一役買っているから、映画にポップコーンなんです。

レタスもこの時期に美味しいですね。
ごま油で炒めて、ご飯と一緒にチャーハンも、春雨と中華スープにしてもおいしいのです。
サラダで生ばかりでは、もったいない!
サッと茹でて好きなドレッシングで食べるとお腹も冷えずに良いです。

夏野菜

塩分も身体が夏バテしないように必要です。
夏の塩分補給には糠漬けや浅漬けですね。
他に食養の黒ごま塩をご飯にかけて食べるとか、梅干し、梅酢を和え物や、煮物、サラダのドレッシングに利用しましょう。
夏タイプにはピクルスも良いでしょう。

大切な穀物は、もちろん食べたいところですが、夏はやはり食べにくいです。
リゾットや、お粥、素麺、冷や麦などアッサリとしている主食で食べます。
おかずの方が多くてもこの時期は、大丈夫です。

動物性食品や、揚げ物などカロリーの高い物、消化の悪いモノを食べるときには、酢の物、レモン、大根おろし、トマト、生姜など消化を助ける補助のおかずも添えて下さいね。

最後までお読み下さりありがとうございます。

食事を整えて、身体の中から美しく幸せで健康に暮らせますように。
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