自分に合う占いはどれ — 占いの「命」「卜(ぼく)」「相」を理解して幸せな未来を手にしよう

どんなに頑張ってもうまく行かない時は、この「命」から外れている場合もあるのです。
卜

占いには「命(めい)」「卜(ぼく)」「相(そう)」の3種類あるとご存じでしょうか?
この3つの違いを把握して適切な占いを利用された方が、より良い未来を手にできやすいでしょう。
占いはそれぞれ性質が違うので、どんなに人気の占い師さんでも、ご自分のニーズに合っていなければ求める答えが得られない場合もあります。

今回は占いの基本中の基本でありながら、実は理解している方が少ない「命」「卜」「相」についてお伝えします。

 

「命(めい)」でこの世に生まれた意味を知る

「命」とは宿命の事です。生まれた「年」「月」「日」は変えることのできない物であり、生まれ持った宿命を表していて、それを読み解き、魂レベルの人生計画を知るのが「命」です。西洋占星術、数秘術、マヤ歴、四柱推命、算命学等がこれにあたります。

この占いに向いている人
・自分や相手がどういう人か知りたい
・この世に生まれた意味を知りたい
・仕事や進路の向き不向きを知りたい
・恋人、家族、同僚等との相性を知りたい
・どう生きたら良いか判らない
・どんな運命かを知りたい  等々

「命」から何が判るかと言うと、この世にどんな目的や役割で生まれて来たのかが判ります。
そこから人柄や才能、予想される出来事、行動癖や相性も判ります。それが魂本体の性質である場合もあれば、魂本体に足りない要素を身に着けるためにその宿命を選んで来た場合もあります。

身体・心・霊的問題全てについて総合的にお伺いする私のホリスティックカウンセリングでは、クライアント様の人生がうまく行かない理由の一つとして「この世に生まれた目的と生き方が合っていない」場合もあるので、数秘術やマヤ歴も見させていただきます。

仕事や行動、人間関係等が生きる目的と合っていないと、スピリチュアルな世界の導き手達は「あなたの人生の方向はそっちじゃないよ~~」と教えるために不幸な出来事を起こしたり、魂の目的に必要な試練を与えたりするので、例え大変な目に遭っていたとしても、単純に「運が悪い」「不幸な出来事」ではなく「導き」の場合もあるからです。

勉強しても、時間やお金をかけても、どんなに頑張ってもうまく行かない時は、この「命」から外れている場合もあるのです。

これは基本的に「学問」なので、その良し悪しは、占い師さんがどれだけ深く学んでいるか、学んだ事を理解しているか?人間や運命を深く洞察しているか?によります。
生まれ出た時の人生計画もわかりますが、その方がその人生計画に逆らった生き方をしている場合は、全く違う人生になっている場合もあります。

今までの経験から言うと、「とにかく運命に逆らう生き方をしたい」方が時折いらっしゃいます。とはいえ、自分の宿命を知らなかっただけなので、宿命を知ってそれに素直に従って歩いていけば、その方の人生はスムーズに流れだすでしょう。
ただし、霊障で人生計画通りに行かない方もいるので、そういう方は、私が以前Trinityに書いたこちらの記事をご参照ください。
人生がうまく行かないのは悪い流れの中にいるから — 悪い流れを切り替える方法~コロナ自粛でも影響を受けない人々

 

「卜(ぼく)」で未来を予測し吉凶を知る

占い

「卜」は一番「占い」のイメージに近いかもしれません。偶然現れた現象を元に、今より未来に起こる事や、認識できる以外の物事を知り、吉凶を判断するものです。タロット・オラクルカード・トランプ等の占い、ルーン、易占等がこれにあたります。神社のおみくじも「卜」の一種と言えるでしょう。

この占いに向いている人
・人生の選択で迷っている
・これから先の未来がどうなるか予測したい
・相手の気持ちを知りたい
・過去や現在の出来事の意味を知りたい 等々

これは過去や未来、人の気持ちなど、現状をいくら見ても判らない物事を知るのに向いている占いです。
スピリチュアルな要素が強く、占い師さんがその占いをどれだけ勉強しても、人生経験や人間心理への理解、また、生まれ持ったスピリチュアルな能力によって「当たる」「当たらない」が違うものです。ですが、スピリチュアル能力が無くても「学問」として道を究め、お仕事でされている方もいますし、逆にスピリチュアル能力があっても、人間に対する洞察力がない方は仕事として向いていないと言えます。

「卜」の占いで判ることは、あくまで「今」の時点で見る過去や未来であり、人は日々行動し、様々な選択をしていきますので、占った時点での「未来」や「結果」が、明日同じとは限りません。それは「当たる、当たらない」とは別で、その行動を選んだ自分が、その結果になる未来を選んだという事です。

例えば、占いで「両想いになれる」と出ても、両想いになるための行動をとらず、逆に嫌われるようなことをしたらうまく行かなくなる場合もあるでしょう。それは、その方が「行動を選ぶ」事で、いくつかに枝分かれしていた未来を選び取ったという事です。

私のスピリチュアルに関する師に言わせると、「どんなに占っても、素直に行動しない人は、何をやってもうまく行かない」そうです。逆に「運のいい人は、自然にうまく行く行動をすっと選んですぐやる」ので、不安だからと、迷って「適切に」行動しないでいると、いつまでも運は良くならないようです。
参考Trinity記事「幸運のチャンスを逃さないで!—幸せを手にできる人出来ない人」

 

「相(そう)」で今の自分を知り将来の開運を手に入れる

占い

「相」とは目に見える形状から現在の状態や性質を知り、現時点から見る過去を知り、未来を予測するもので、手相や人相、風水等が当てはまります。これは占いと言うより、過去からのデータの集大成と言ってよく、どちらかと言うと統計学と言えます。データの集大成なので、その方の鑑定経験によって相の解釈が違う場合もあります。

お仕事としてされる場合は、探求心や知識欲、そして何より人間への興味関心が必要でしょう。何しろ、人そのものを見なければいけないのですから。

この占いが向いている人
・自分の性格や性質を知りたい
・金運、結婚運などの運勢を知りたい
・向いている仕事を知りたい
・転職や結婚などの時期を知りたい
・開運方法を知りたい 等々

これも「学問」なので、相の見方や見つけ方と言った洞察力と、その意味を理解している事が必要で、誰でも出来ると言えるそうですが、どれだけ相を見る経験をしているか? や、人間を理解する視点、そしてその方の人生経験によっても、受け取れるアドバイスはずいぶん違ってくるでしょう。つまり、努力と人間への興味と膨大な経験が必要な占いと言えます。

これも、今現在の未来が、それより後の時点での未来とは違う場合もあります。「相」は刻々と変わる物であり、「相」の鑑定にはその違いに気付く繊細な感覚が必要になります。

「相」が「命」「卜」と違うのは、目に見える相を見るものなので、自分でペンやお化粧、ものの配置等で相を変え開運を手に出来るとされている点です。
また、その人の行動や生き方によって相は良くも悪くも日々変わっていきます。元からの相の良し悪しもありますが、自分の生き方次第で相を良くし、良い未来を手に入れられるとも言えます。

一口に占いと言っても「命」「卜」「相」によって利用の仕方や、それを職業にする場合に必要なものが違うとお判りいただけたでしょうか?

人生も未来も自分で選ぶもの。都合の良い未来だけが目の前に現れることはありません。
けれど、立ち止まってどっちへ進んだらいいか判らない時、この記事も、占いも、あなたの背を押し、幸せな未来へ進む一助になれば幸いです。

 

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https://www.el-aura.com/writer/watamori/?c=88380