幸運と拡大の星・木星が、12月29日に魚座に移動～その時個人や社会の運勢はどう変わっていく？　各星座の運勢も、ワンポイントで伝授します

2021.12.27

西洋占星術で幸運と拡大の星と呼ばれる木星が、12月29日13時10分頃に、水瓶座から魚座へと移動します。そして2022年5月11日午前中まで、魚座に滞在し続けます。約5か月半の間、魚座を運行し続ける……ということになります。

魚座には既に、神秘や芸術を司り、ふんわりとして混沌とした星である海王星が滞在しています。木星は、この海王星のエネルギーを拡大していくのです。

木星は人々の精神に影響を与えることから、流行を動かすなど、主に社会的な雰囲気を形成する働きがあります。
この木星が魚座にあると、どのような影響が出てくると考えられるでしょうか。

魚座の性質を拡大させていく木星

魚座は12星座の最後の星座であり、物質的な物事より、精神的な充足感を求める星座です。霊感や直感力を司る面もあります。精神的に完成されているため、自分のことばかりではなく、周りの人達や社会の幸せを考えながら動く性質でもあります。

ひとつのイメージとして挙げられるのは、教祖的な存在です。物質的にではなく精神的に人々を導いていく……というイメージが強い星座なのです。

そうした性質を持つ魚座に木星が入るということは、その性質がグンと拡大されていくということです。そして既に魚座にある海王星も、魚座と同じような性質を持っています。

それまでは木星は、水瓶座に入っていました。水瓶座は知的で爽やかさのある星座ですが、専門知識の習得や複雑な会話など、人情よりも知識を重視します。自分の正しさを主張してディスカッションになるなど、ややギスギスする感じは否めません。

それが払拭され、人々には知識や正しさよりも、優しさや人情を大事にしよう、という意識が強まります。

そのため、身近な人達との心の交流を大事にしたり、困っている人や悩んでいる人に救いの手を差し伸べたり……と、人のための行動が増えていくでしょう。社会を良くするという点で、地球環境問題に対してアクションを起こす人も増えることが期待できます。
それらは人間にとって、究極的に完成された姿であるといえるかもしれません。

ただし、神秘的な星・海王星を膨らませることから、精神面に走りすぎて現実逃避になる……というデメリットが出てくる可能性もあります。アルコールなどの依存物質にのめり込み、抜け出せなくなる人も増えるかもしれません。
いかに精神を明るく希望のある方向に向けていくか……ということが、大事になるといえるでしょう。