南米のペルーに不思議な香木がある話を以前、ハワイのヒーラーの友人から聞いたことがありました。
どんなものなのかピンときていなかったのですが、浄化作用の強いセージよりもさらにパワフルだということでした。
今回、たまたま知り合いからこの「パロサント」をいただき、その香りや効能にすっかりと魅せられてしまったので、ぜひご紹介したいと思います。
「パロサント」とは
「パロサント」は、南米ペルーに自生する天然の香木です。
「パロサント」はスペイン語で「聖なる樹」という意味で、古くからインカ帝国のシャーマンたちが浄化、除霊、そしてよい精霊を呼ぶための儀式や治療、精神安定など広く使用していたものなのです。
「パロサント」は自然に枯れたものを収穫し、しばらく乾燥させます。
それによって木の中に含まれる樹脂が固まり、香りが熟成されてくるのです。
その香りは、ウッディーでスパイシー、かつ柑橘系を思わせるようなさわやかさと甘さも含んでいます。
似たような香木には乳香(フランキンセンス)がありますが、乳香よりもさらに香りが高いことで、最近注目をされているのがこの「パロサント」なのです。
しかし「パロサント」は、希少な木であり、近年ワシントン条約で国際間の取引が禁止されてしまい、ごく一部がペルー政府認定の企業により流通しているのです。
「パロサント」の効能
「パロサント」は、かつては悪魔祓いの儀式として南米で用いられていたものです。
現代でも「パロサント」は南米では毒出しや儀式で用いられたり、災いを避けるアイテムとしても使われているのです。
「パロサント」は、身近に置くだけでも浄化作用や良い精霊を引き寄せ、幸運をもたらす効果を持っています。
「パロサント」は、木そのままでも高い香りを発するため、お部屋や玄関に飾っておいてもアロマセラピー効果はもちろん、浄化や開運効果が期待できます。
瞑想時はもちろん、お部屋やパワーストーンを浄化したい人、運気をアップしたい人、素敵な人に出会いたい人にも「パロサント」は効果を発揮します。
また「パロサント」の香りは頭をすっきりさせる効果もあるので、ストレスの緩和、頭痛、テストの前や大事な仕事の前の精神統一などにも、「パロサント」の香りはおすすめです。
このほか、「パロサント」は防虫効果もあるので、タンスの中に入れておいても効能を発揮します
「パロサント」の使い方
「パロサント」の香木の使い方は、そのままお部屋で飾っているだけで、除霊効果や開運効果があります。
時間がたって香りが弱くなってきたならば、少し削るとまたよい香りが立ち込めるようになります。
南米では、この「パロサント」の木を使ったアクセサリーもあり、身に着けて香りを楽しむことができるのです。
また「パロサント」の煙で浄化をするときは、鉛筆を削るように、木片を少しだけ薄くカッターナイフなどで削りだします。
それをお皿や灰皿などにおいて、できればチャーコールがあればそれに火をつけ、その上に削った「パロサント」をくべてください。
チャーコールがなければ、直接「パロサント」に火をつけてもかまいませんが、火がついたらすぐに消して煙が立つようにしてください。
「パロサント」は油分が多く、非常に燃えやすいので、ほかのものに火が燃え移らないように気をつけましょう。
また煙探知機が作動することもありますので、気をつけてください。
そして使用後の消化の確認も怠らずに必ずやっておきましょう。
お部屋を浄化させるときは、窓を開けて「パロサント」を持ち歩いて煙がお部屋の中によく流れるようにしてください。
高価ではありますが、「パロサント」の精油も販売されているので、アロマセラピーを楽しむことも可能です。
また「パロサント」の香木をそのままお風呂に浮かべたり、あるいは精油をお風呂に数滴入れて、リラックスタイムを楽しむことができます。
あるいは無香料のハンドクリームに「パロサント」の精油を一滴まぜて使えば、香りで癒され、同時にその場を浄化し、幸運を招きいれることも可能です。
またほんの少しの「パロサント」の香木を袋などに入れて持ち歩いて、お守りがわりにすることもおすすめです。
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