約10年近く前に、マレーシア人の友人に教えられて初めて知った不思議な熱帯原産のハーブ、「トゥルシー」。
タイやマレーシアなどでは、どの家のお庭にも生えているというこのハーブは、日本では「神目箒(カミメボウキ)」、英語名は「ホーリーバジル(聖なるバジル)」と呼ばれています。
「トゥルシー」は、よくお料理などでも使用するあのバジルの原型と言われているハーブですが、実にあらゆる効果を持った魔法のハーブなのです。
「トゥルシー」とは?
「トゥルシー」は、バジルの一種、シソ科の植物で、バジルとよく似た香の高いハーブです。
アジアやオーストラリアが原産ですが、インドのアーユルベーダ―でも5000年以上にもわたり、治療などに用いられてきた不老不死の魔法のハーブなのです。
「トゥルシー」は、特にインドやアジアのヒンドゥー教のお寺の庭や家庭には、たくさん植えられています。
ヒンドゥー教のお寺では、この「トゥルシー」は、女神ラクシュミの化身と考え、聖なる植物として、宗教行事にも用いています。
また、一般的には「トゥルシー」は、薬草として治療に用いたり、ハーブティーとして飲んだり、またはお料理にも用いたりします。
この「トゥルシー」を庭に植えておくだけでも、家族の健康と平和が守られ、財運もアップしてくれると考えられています、
しかしそれ以外にもこの「トゥルシー」には、驚くべきパワーが存在しているのです。
「トゥルシー」の効果
「トゥルシー」にはアダプトゲンという、ストレスや筋肉疲労などに対する抵抗能力を高め、しかも副作用のない成分が含まれています。
そのため、ストレスに対する抵抗力が高まり、体調を整えて自然に無理なく体質を変えてゆくこともできる優れたハーブなのです。
ほかにも「トゥルシー」には強い抗菌作用、抗炎症作用があり、免疫機能アップ、新陳代謝を高める作用もあり、天然の抗生物質とも呼ばれています。
従って、インフルエンザや風邪の予防、常用していれば、コロナ肺炎にもかかりにくくなりそうですね。
「トゥルシー」は、呼吸器疾患の緩和にも効果があり、気管支炎、喘息などの症状を和らげてくれます。
また、抗酸化作用が高いので、血糖値、血圧、コレステロールの低下などの生活習慣病にも効果を発揮します。
癌の予防にも効果があると同時に、癌の放射線治療によるダメージから保護する力も「トゥルシー」にはあることが、近年発見されました。
そのうえ胃炎、潰瘍の予防、冷え性、腎臓結石の発症を抑えるなど、その効果は広きにわたります。
一方「トゥルシー」には、ニキビなどの皮膚疾患にも効果があると同時に、アンチエイジング効果があるため、化粧品としても注目されているのです。
これ以外にも、「トゥルシー」の香りには浄化作用もあり、自分の霊性も高めてくれる効果があると言われています。
「トゥルシー」の使い方
ではいったいどこで、この魔法のハーブ、「トゥルシー」を手に入れられるのでしょうか?
最近では「トゥルシー」のティーバッグが通販などで売られているので、手軽にハーブティーとして楽しむことが可能です。
また日本でも「トゥルシー」の苗木も手に入るようですので、お庭に植えてみるとよいでしょう。
毎日この「トゥルシー」を飲むティー・タイムを取り入れれば、ストレス解消、免疫アップ、生活習慣病とおおさらば! そしてお肌もツヤツヤと良いことづくめですね。
「トゥルシー」の木が家にあれば、葉を1枚ポケットに入れて歩けば、厄除け、金運、開運のお守り替わりにもなります。
インドでは、風邪の予防に「トゥルシー」の葉に蜂蜜をたらして食べるそうです。
一方「トゥルシー」は実はタイ料理などのお料理にもよく用いられており、その代表的なものが「ガパオライス」です。
「ガパオライス」の「ガパオ」は、タイ語での「トゥルシー」を示し、従って「トゥルシー」の炒めご飯といったところです。
「トゥルシー」はバジルと似た味ですが、ミントっぽさも風味に持ち合わせています。
通常の「ガパオライス」は、この「トゥルシー」と玉ネギ、鶏肉、ピーマンなどをごはんと炒め、最後に目玉焼きを置いて出来上がりです。
簡単な家庭料理ですが、身体に良いこと間違いなしです!
ぜひ、この魔法のハーブ「トゥルシー」を、あなたの生活にも取り入れて、健康でハッピーな毎日をお過ごしくださいね!
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