カウアイ島にあるヒンズー寺院、ガダヴル寺院は、古代ハワイの寺院であるヘイアウが多く残されているカパア地区の中流あたりに存在しています。
緑濃い自然豊かな場所に、ひっそりと建つ寺院に、このアースキーパ—と呼ばれる巨大なクリスタルがやってきたのは1987年のことです。
しかし実はヒンズー寺院のスワミ(尊師)と、カウアイ島に住むクリスタル・ショップのオーナーも、実際にこのクリスタルが寺院にやってくる15年も前から、このクリスタルのビジョンを見続けていたのでした。
カウアイ島のヒンズー寺院
「ガーデン・アイランド」の愛称で知られているカウアイ島は、島全体の波動が高く、癒しの島としても有名です。
そんなカウアイ島の霊山、ワイアレア山の麓にひっそりと佇むのがガダウル寺院です。訪れてみると、神秘的でやさしいエネルギーが流れているのを感じることすらできる、特別な場所なのです。
この寺院が存在するワイルア川の上流から下流までの一帯は、人間のチャクラのシステムに対応していると言われ、その7つのチャクラの重要なスポットのひとつとされる場所に、この寺院は存在しているのです。
巨大クリスタルの登場
現在は、新しく建築された特別な寺院の中に、御神体として祀られた巨大なクリスタルには、神秘的なストーリーがあるのです。
まだこの寺院に、なんの御神体も置かれていなかった時、寺院のスワミが「御神体として巨大なクリスタルを置きなさい」と言われる夢を見たのです。
不思議なことに、カウアイ島に住むクリスタル・ショップのオーナーも、同じ時期にまったく同じクリスタルの夢を見ていたのです。
お互いに夢の話をして驚いたふたりは、それからクリスタルの御神体を探す旅を始めることになりました。
クリスタル・ショップのオーナーは、直感で米国のアーカンソーのあるところにそのクリスタルがあると感じ、出かけてゆきました。
1軒の家にそのクリスタルがあると感じたショップのオーナーは、何度もその家を訪ねるのですが、その家主には「そんなものはない」と断られ続けました。
ところが1975年に再びその家を訪ねたところ、その家のオーナーが実は家の地下20mにその巨大なクリスタルが存在することを告白したのです。
しかもそのクリスタルは、まさに夢に出てきたのとまったく同じクリスタルだったのです。
さっそくカウアイに戻り、この巨大クリスタルを買うための資金集めを始め、クリスタルは「スピリチュアル・セレブレーション・デー」とされる日、1987年8月12日にカウアイ島にやってきたのでした。
アースキーパ—としての役割
世の中にはアースキーパ—と呼ばれる特別なクリスタルが12体存在していると言われています。
アースキーパ—は、アトランティスとレムリアの時代に、宇宙のエネルギーを地球に取り入れ、人類が心のバランスを取れるようにするために配置されたクリスタルなのです。
カウアイ島にやってきた巨大クリスタルは、重さが約318kg、高さが約1mの六面体で、乳白色の美しい、まさに特別なクリスタルだったのです。
これほどの大きさになるには、およそ5万年以上かかっているとされ、まさに神が創りあげた聖なるクリスタル、アースキーパ—と言えるでしょう。
このクリスタルが寺院にやって来て以来、クリスタルが放つ特別なエネルギーが、僧侶たちの意識の進化を加速させるようになったと寺院では感じているようです。
つまりこの巨大クリスタルは、まさにその場の波動を整え、人々の意識の進化を手助けする、アースキーパ—の役割を果たしているわけです。
霊的に敏感な人であれば、アースキーパ—・クリスタルのそばで瞑想すると、クリスタルの波動で、自分のオーラ—が浄化され、身体全体が波動に包まれて、すっきりと癒される感覚を感じることでしょう。
カウアイ島のガダヴル寺院は、どなたでも見学可能ですが、寺院内に入るときに肌を見せることは禁じられているので、男女とも長袖シャツと長ズボンかロングスカート着用でお出かけください。
Kauai’s Hindu Monastery
ガダヴル寺院:107 Kaholalele Rd, Kapaa, Hawaii, 96746
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