アーユルヴェーダ体験記@南インド・ケララ 〜トリートメント編~

南インドのケララ州で8日間のアーユルヴェーダを体験してきました。
前回の渡航前の準備編を経て、いよいよ出発。
アーユルヴェーダの本場ケララでの施術の様子をご紹介します。

 

出発からホテル到着まで

午前11時に成田空港を出発し、シンガポールでのトランジットを経て、トリヴァンドラム国際空港に着いたのは夜10時。
時間が遅いからか、国際空港なのに外国人は3・4人で、入国審査の外国人窓口は閑散としていました。

ホテルからの迎えの車に乗り、舗装された綺麗な道を通って、ソマティーラムに到着したのは11時頃。
チェックイン時に、翌日10時15分からドクター面談があると伝えられました。

部屋は清潔なコテージで、ベッドには蚊帳がかかっていて、Wi-Fiもつながり、ほっとしてシャワーを浴びたら、長旅の疲れもあってすぐに就寝しました。

 

アーユルヴェーダドクターとの面談

翌朝7時15分からの瞑想クラスに参加した後、レストランで眼下に広がる海を見ながら朝食を食べ、ドクターとの面談に向かいました。
ソマティーラムには残念ながら日本語通訳はいないため、事前に自分や両親の既往歴を英語で調べていきました。
「あとはスマホさえあれば何とかなる!」と思って面談に臨みましたが、なんと面談場所のアーユルヴェーダセンターはWi-Fiが入らず、翻訳なしで面談する羽目となり、冷や汗ものでした。

最初に5・6ページくらいの日本語の質問書を渡されて記入します。
ドクターは、若い2人の女性でした。

短縮バージョンのパンチャカルマをリクエストしましたが、やはり8日間では受けられないとのこと。
1日1回の施術で(施設によっては1日2回のところもあります)、今日は12時から、明日からは毎日朝7時からと言い渡されました。

午前中に施術と思っていたものの、まさか毎日朝7時からとは驚きました。
肩こりと腰痛があると言ったのと寝つきが悪い時があると言ったからか、筋肉の緊張を和らげる薬と睡眠しやすくなる薬の2種類が処方されました。
あまり薬は好きではないので、しょっちゅう飲み忘れてました。(笑)

この時期のケララは1年で一番気候が良いらしく、湿気も少なくて過ごしやすかったです。
ハイシーズンのため、ホテルは満室。
施術は、7時~9時・9時半~11時半・12時~14時・14時半~16時半・17時~19時までの5枠に振り分けられます。
ちなみに、アーユルヴェーダドクターは15人、セラピストは女性50人・男性25人が在籍しているそうです。

アーユルヴェーダでは、わたしたちはヴァータとピッタとカパという3つの要素を持っていて、そのうちの2つの強い性質に合わせて治療を行うのだそうです。
1時間ほどの面談でわたしの体質は、ヴァータとカパと診断されました。
自己診断や日本のアーユルヴェーダサロンでは、わたしの体質はヴァータとピッタだと思っていたので、カパという診断は予想外でしたが、とにかくヴァータが多いことは確実なようです。

 

アーユルヴェーダトリートメント

ドクターとの面談後すぐに施術開始です。
1人の施術に2人のセラピストがつき、女性の施術は女性セラピスト、男性の施術は男性セラピストが行います。

初日の施術は、オイルマッサージとシロダーラとキリでした。
アーユルヴェーダのオイルマッサージは、オイルを体に塗り込むことが目的なので、体をほぐすというよりも、優しくなでるようなマッサージ。
シロダーラは、アーユルヴェーダの代名詞のような施術ですが、額にオイルをたらし続けるもので、まるで頭の中をオイルで洗ってもらう感じで、それはもう脳のリラックス感がたまりません。

ちなみに、色んな想念が浄化され、過去生の罪も浄化してくれました。

キリは、薬草を布で包んでオイルなどに浸したハーブボールを体にこすりつけて塗り込むような施術。
最後に顔に焦げ茶色の蜂蜜パックをして終了。
ココナッツジュースをもらい、1時間後にシャワーと言われました。

すでに14時半近く。
かなりお腹が空いているのに1時間もランチを待つのかと聞いてみたら、ランチはこの格好(緑のガウンに、顔は焦げ茶のパック、頭は白い布で巻かれている)で行ってOKとのこと。
海の見えるレストランに、この格好の人がちらほらいました。(笑)