「不安」が生み出すマイナスパワーを取り除いたとき、「信じる」パワーが最大限に発揮される

根拠などあってもなくても、目的が成功するのを心の底から信じること。これが大事なのです。

メイソン氏はこの奇跡を他の医師たちにも見せて欲しいと言われ、ジョンを連れてあちこちで自分のやったことを何度も説明しました。そうしているうちに、自分たちに起きたことのすごさをどんどん実感していき、「そんな奇跡が再び起きていいのだろうか?」という不安が芽生えてしまったのではないでしょうか。

心が引き起こす不思議パワー。
実は、何かを心の底から信じている状態で、最もプラスに働きます。
メイソン氏は最初、この病気が今まで何度も治してきたイボの一種だと思っていたため、それを治せることを心の底から信じていました。そこに一切の不安はありません。だから、このような奇跡が起きたのです。

前回のお米の実験にも、実はこうした要素が絡んでいたと思っています。心が起こす異常現象をいろいろと調べていくと、お米の実験の1,2回目で決定的な違いが出た原因は、気持ちを込めたかどうかだけではないと言えます。

初回は、何人も同じ結果を出している人がいると聞いて、きっとそうなると「信じて」取り組みました。でもこの状態ではまだ、「もしかしたら自分には出来ないかも」という不安がよぎったりしています。しかし2回目は、すでに1回目の実験を済ませていたので、確かにそうなることを「知って」いて、不安など入る隙間のない状態で実験しているのです。

日常的に使われている「信じている」という言葉の状態では、心の不思議パワーはほとんど発揮されません。このときは、「不安」がマイナスパワーを発揮して、プラスの不思議パワーを打ち消しているのです。このマイナスパワーの強い人は、不安に感じてついつい描いてしまったマイナスイメージの方が実現されたりします。

前々回に紹介した「ありがとうと無視」のブログ記事に書かれた実験は、小学校1年の自由研究として行われていました。
これくらいの子どもたちは先入観なしに物事に挑むので、そこに不安はなく、不思議な現象も起きやすくなります。しかしこれが大人になると、それまでに経験してしまった事柄が原因となって、様々な不安を抱えやすくなってくるのです。

 

どうしたら不安を手放せるのでしょう?

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それは人によってやり方が異なります。
例えばダイエットをする際、自分の選択したメソッドに不安を感じたとします。そんなとき、人によっては徹底的にそのメソッドを調べて、必要に応じて他のメソッドも併用して弱点を補ったりしながら、不安を振り払うかもしれません。

一方、ある人はヨガや瞑想で、不安のない気持ちを簡単に作る方法を選ぶかもしれません。瞑想を定期的にしていると、求めなくてもいろいろな安心材料が自然と集まってきたりします。

正直、方法はどうでもいいのです。
大事なのは不安をなくすこと。

根拠などあってもなくても、目的が成功するのを心の底から信じること。これが大事なのです。
そうした心の状態に成れたとき、あなたの心は不思議なパワーで、あなたの目的達成を強力にサポートします。

目的達成、願望達成の邪魔になる不安は、見える世界の方法でも視えない世界の方法でも、両者のブレンドでも構いません、とにかくあなたなりの方法で取り除いていきましょう。

せっかく与えられている心の不思議パワー。
どうせならいつもプラスに使いたいものです!

 

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