空を見上げるだけで冷えにイイ! 生理の遅れや長引くときの血流アップケア

生理

あなたは冷えと生理って気になりますか?

気温が高くなってくると、「汗をかくようになり、汗で体が冷えてしまう」「エアコンで冷えてしまう」など冷えの影響から、

「最近、生理が遅れるようになった……」
「生理が長引くようになった……」
といった生理の相談が多くなってきます。

そこで今回は、冷え対策のケアとして簡単に血流がよくなって生理のトラブル解消につながり、心もリフレッシュできる「空を見上げる」ケアについてお伝えします。

あなたはふだん「空を見上げる」ことはありますか?

忙しい日々を送っていると空を見上げることもあまりしていないことが多いですが、晴れた日の青空を見上げると、なんとなく気持ちが落ち着いたり心地良く感じたりしたことがあるのではないでしょうか?

体の体温や血液の流れ、呼吸などをコントロールしている自律神経は、「空を見上げる」だけでもそのはたらきが整い、血流がよくなる効果があると、自律神経のはたらきにくわしい順天堂大学教授の小林弘幸医師は話しています。

「空を見上げる」だけではなく、「天気が良いなぁ」とか「風が気持ちいいな」「花がきれいだな」というふうに自然を感じたりすると、自律神経のはたらきが整うため、血流がよくなり、結果的には冷えのケアにもなるのです。

 

自律神経のケアで血流がよくなると子宮や卵巣も元気に!

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小林医師は、冷えている状態は血流がよくない状態なので、自律神経のはたらきが整うことをすると手っ取り早く血流がよくなるため冷えの対策にもつながると話しています。

気温が高くなり、汗の冷えやエアコンなどで体がいつも冷えた状態になっていると、女性にとって大事な子宮や女性ホルモンを出している卵巣が冷えてしまい、女性ホルモンのはたらきが弱まり、これといった病気がなくても「生理が遅れる」「生理が長引く」といった生理のトラブルが起きやすくなります。

冷えた卵巣や子宮の冷えを改善するためには体の血流をよくすると効果も早く出やすいです。

血流を良くするためのケアはいくつもあり、軽い運動をするのがとてもおすすめではありますが、忙しかったり疲れていたりしてなかなか軽い運動をするのがむずかしいときには、自律神経のはたらきが整う「空を見上げる」ことをするだけでも、血流がよくなり、子宮や卵巣の冷えのケアにつながります。

「空を見上げる」だけなら、どこでも簡単にできますし、天気が良い日の青空は見ているだけで心もリフレッシュできますよね。

私の職場はちょうど正面が窓になっていて外の景色が見やすいため、天気の良い日は仕事の合間に窓の外の空を見上げるようになりました。

「空を見上げる」だけでも、焦っていたりモヤモヤしていたりした気持ちが落ち着いてきて気持ちがリフレッシュします。

ただ、たまに生理が遅れたり長引いたりするぐらいなら、体が弱っているときにだれでもあるので1・2か月様子を見ていてもいいですが、3か月続くようだと、婦人科の病気が潜んでいたり、甲状腺ホルモンのはたらきの低下が影響している場合もありますので、そのときには、まず産婦人科や婦人科に相談しに行ってみてください。

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また、「生理がいつもより遅れるようになった」といっても、医師の基準の範囲ならおかしいことではないので、医師の基準も覚えておくといいです

生理がくる周期の基準は、「25日~38日ならふつう」となっています。

今までの生理がくる周期が28日だったのが32日になったとしても、基準の範囲内なので生理がいつもと同じような感じでおわるなら様子を見ていても大丈夫です。

生理の周期は、生理がきた1日目から次の生理がきた前日までの日数のことです。

スマホがあれば、無料で使える生理の管理をするアプリ(ルナルナやラルーン)があり、生理の周期も計算してくれて、次の生理がくる予測などもしてくれるのでスケジュールも立てやすくて便利です。

参考 小林弘幸著 自律神経を整える「あきらめる」健康法

 

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