あなたは、寝た状態から起き上がるときはあおむけのまま起き上がっていますか?
あおむけのまま起き上がるのは、首に負担がかかる起き上がり方です。
寝た状態から起き上がるのは毎日だれもがやっている動きですから、あおむけのまま起き上がるのを毎日続けていれば、あなたの大事な首に毎日負担をかけていることになります。
私は、以前はあおむけのまま起き上がっていましたが、たしかに首がカクっとすることがあって、「首、大丈夫かな……」と不安になることもありました。
あなたはあおむけで起き上がったときに、首に違和感を覚えたことがありますか?
心当たりがあれば、あなたの首のためには、あおむけのまま起き上がらないほうがいいという体からのサインかもしれません。
首から背中にかけての筋肉の緊張が生理前や生理中の頭痛を招く
あなたは頭痛の悩みがありますか?
女性に多いといわれている頭痛は、生理とも関係していて生理前や生理中に決まって頭痛がでてしまう女性もいます。
頭痛がずっと続くとつらくてなにもできなくなることもあるので、なるべく起きてほしくないですよね。
頭痛には片頭痛や緊張型頭痛、これらの2つの混合タイプなどいくつか種類がありますが、生理前や生理中にでやすい頭痛では、筋肉の緊張が原因となって起きる緊張型頭痛が出ていることがあります。
緊張型頭痛は、首から背中にかけての筋肉の緊張が影響して引き起こしやすい頭痛。
仕事などで同じ姿勢を続けていたり、スマホなどの携帯電話やタブレット、パソコンなどのやりすぎで首や背中に負担がかかる姿勢が多いのも緊張型頭痛を引き起こしやすいといわれています。
心当たりがありますか?
生理前や生理中に起きる頭痛のケアとしては、首や肩、背中にかけての筋肉が緊張し続けないように、同じ姿勢でいることがあっても、30分に1回ぐらいはストレッチなどをして首や肩、背中の筋肉をほぐしてあげたほうがいいです。
そして、気づかないうちに首に負担をかけて緊張しやすい状態にしてしまっているのが、
寝た状態からあおむけのまま起き上がること。
あおむけのまま起き上がろうとするときには、腹筋の力が必要です。
ですが、ふだんあまり腹筋を使っていない生活だったり、40代以降になってくると体力が落ちて腹筋の力は弱っている人が多いです。
腹筋の力が強くない状態であおむけのまま起き上がろうとすると、どうしても首に負担がかかってしまい、首が緊張しやすくなってしまうので、頭痛を引き起こしやすい条件になってしまいます。
腹筋の力がある程度あるとしても、腹筋の力で勢いよくあおむけのまま起き上がろうとすると、反動で首に負担がかかってしまうこともあり、かえって危険です。
寝た状態から起き上がる動作は毎日やっていることですから、毎日首に負担がかかる動作をしていたら頭痛にもよくありません。
女性はただでさえ男性より首の筋肉が少ないので、頭痛のためは、寝た状態から起き上がるときにあおむけのまま起き上がらないようにするのも大事なケアなのです。
起き上がるときはうつぶせになってから起き上がる!
私が整体の先生の講座で教わった首に負担がかからない起き上がり方は、
いきなりあおむけのまま起き上がるのではく、一度うつぶせになってから起き上がること。
うつぶせになってから起き上がるようにすると、首だけではなく腰にも負担がかかりにくいので腰痛対策にもなります。
あなたの大事な首を守るためにも起き上がり方を変えてみてはいかがでしょうか?
参考
日本新薬株式会社 おしえて生理痛 :https://seiritsu.jp/sickness/condition/detail03.php
日本医師会ホームページ :https://www.med.or.jp/chishiki/zutsu/002.html
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