膀胱炎は女性が一生に一度はかかると言われているって知っていますか?
私への相談でも、「膀胱炎を繰り返しています……」という相談が意外とあります。
女性がかかりやすいのは急性膀胱炎で、排尿後に痛みが出る、トイレが近い、尿が白くにごったことがあった、といった症状が出たことがあれば、それは膀胱炎の症状だったかもしれません。
女性の体の構造上、尿道口から細菌が入りやすいために、女性は膀胱炎にかかりやすいといわれています。
膀胱炎にかかったときには泌尿器科で専用のお薬をもらって治療したほうがいいですが、一度は治っても膀胱炎を繰り返す女性も多いです。
膀胱炎を繰り返してそのたびに病院に行くのは恥ずかしいので、膀胱炎にはなりたくないですよね。
とくに、生理中や妊娠中は膣に雑菌が入るのを予防しているデーデルライン桿菌が減ってしまいやすいため、膣内の細菌が増えてしまい、隣にある尿道口にも細菌が入って膀胱炎になり、何度も繰り返す女性もいます。
また、閉経後はデーデルライン桿菌が減ってしまうため、50代では膀胱炎になる女性が増えるのです。
今まで膀胱炎になったことがなくても、閉経後にかかりやすくなるというのはちょっと心配。
膀胱炎でトイレが近くなったり、トイレで痛みが出るのはつらいですし、病院に行くのも恥ずかしいですから膀胱炎にならないほうがいいですよね。
膀胱炎は生活習慣に気を付けることで予防することができます!
整体では、膀胱炎にかかるときには体の冷えが影響して腎臓が弱っているサインとされていて、体の冷え対策と腎臓のケアをすると膀胱炎の予防になるといわれています。
とくに秋以降は体が冷えやすく腎臓も弱まりやすいため膀胱炎にかかりやすくなることも。
東邦大学医療センター大森病院泌尿器科の膀胱炎の解説ページでも、
「膀胱炎の予防のために下半身を冷やさないようにしましょう」という説明があります。
膀胱炎にならないために下半身の冷え対策と腎臓のケアをしてみませんか?
整体での腎臓のケアは、腎臓がある背中部分の血流がよくなるように体をねじって動かすこと。
ラジオ体操にもある簡単な動きですからあなたもやったことがあるでしょう。
腎臓の位置は背中側で、女性はアンダーバストのラインの下あたりの左右に腎臓があると思ってください。
体をねじる体操は、以前にも体のゆがみをリセットする体操としてお伝えしましたが、腎臓のケアにもなるのでまた紹介します。
スキマ時間の3-5分でできるので、今、やってみましょう!
(1)立ちます
(2)足を腰幅に開き、両手は体のわきにおきます
腰幅に足を開くといっても、開きやすい幅でいいです。
開きすぎるとバランスがとりづらいので、体をねじりやすい足の幅にします。
(3)両手を振り子のように回転させて体を右、左とゆっくりねじっていくのを10回以上やる
目がまわらないように、やりやすい速さでゆっくりやってみてください。
(4)体をねじってみてねじりやすい方向には、さらに3-5回くらい多めにねじっておく
これは操体法でよくやることで、左右の動きで、やりやすい側を多めにやっておくと、やりづらい側のほうも動きがよくなり、左右のバランスが調整されて体のゆがみもとれやすいです。
簡単ですよね?
10回以上とお伝えしていますが、気が付いたときに左右1回ずつでもチョコチョコ体をねじるのもいいです。
立ったままできるので、家で電子レンジを待っている合間でもできます。
次に、下半身の冷え対策について。
下半身の冷え対策はいくつかありますが、腎臓のケアにもなるのは足首をしっかりまわすこと。
足首をしっかりまわすだけでも足の血流がよくなり、下半身全体の血流もよくなって冷え対策になります。
ただ、整体では生理中に足首をまわすのは避けたほうがいいといわれていますので、生理中はやらないようにしてみてください。
骨盤のケアにもなる足首をまわすケアは、以前にお伝えした、
「かかとの痛み、ひび割れ・ガサガサは骨盤のせい!? 骨盤のケアをするとかかとがキレイに!」の記事で紹介してみますのでやってみてください。
↓
https://www.el-aura.com/nurse%ef%bd%b0megumi20181102/
膀胱炎にならずに気持ちよく過ごせたらうれしくありませんか?
参考
東邦大学医療センター大森病院泌尿器科の膀胱炎のページ:https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/urology/patient/cystitis.html
長谷川淨潤著:東洋医学セルフケア365日
《保健師 めぐみさんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/nurse%EF%BD%B0megumi/?c=113328