ホリスティックな見地に立つ健康への新しい考え方「メタ・ヘルス」とは?〜メタ・ヘルスの背景について

メタヘルス

こんにちは。
前回の記事で、身体や病気、健康に対する意識に大きな変革をもたらすのが「メタ・ヘルス」という考えだ、とお話しました。

 

では、メタ・ヘルス自体はどんな考え方をしているのでしょう。

メタ・ヘルスの観点からは、病気や健康はどのように理解されているのでしょう。
そこをお話する前に、まずはメタ・ヘルスの背景についてざっと触れておきますね。

メタ・ヘルスの「メタ」はギリシア語が起源で、「~を超える」という意味を持ちます。
元々、ドイツの医師達のグループがたくさんの患者さんに詳細な問診を行って、病気と感情的ストレスとの関係性を見出したのが始まりです。
つまり「Aというストレスが心に生じると、Bの臓器がこういう変化を起こしCという病気となって現れる」というデータが、全身の各臓器について集められたのです。
この知見を基盤にして、個人の内的変容・人間的成長までを視野に入れて発展させたものがメタ・ヘルス。
これまでの健康(ヘルス)に対する考え方を超えた実践理論、という意味合いで「メタ・ヘルス」と名付けられました。

 

さて、それではいよいよ本題です。

メタ・ヘルスが健康や病気に関してどんな考え方をしているかをご説明しましょう。
まず、(図1)をご覧ください。

メタヘルス

(図1メタ・ヘルス10の基本理念)

これは、国際メタ・ヘルス協会が定めている「メタ・ヘルス10の基本理念」です。
つまり、メタ・ヘルスの核になる部分。
ざっとご覧になったあなたは、どんな印象を持たれますか?

「身体症状、脳、発生学……医学的な言葉が並んでいて堅苦しそう」
「主観的認知って、確か心理学か精神科で出てくる言葉じゃない?」
「共時性(=シンクロニシティ)や魂、これはスピリチュアルなセミナーでお馴染みの言葉」

そう、10項目に一つずつ目を通していくと、内容が色々な分野にまたがっているのに気づかれると思います。
そのために全体が散漫でまとまりがなく、よく分からないという感覚をお持ちになるかもしれません。
でもこれが、メタ・ヘルス。
一般的な病気と健康の概念を超え、これまでは別々に考えられていた幅広い分野を網羅し、統合していることの表れなのです。

メタヘルス

メタ・ヘルスの入り口は、この10の基本理念を理解することにあります。
ですから次の記事からは、基本理念の中で特に大切ないくつかの項目についてご説明していきますね。

まずは
2.不可分な共時性:臓器-心-脳-社会の結びつき
のところから。

この項目は非常に大きいので一つの記事では終わらなさそうですが、どうぞお付き合いくださいませ。

 

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