妊娠しやすい体づくりには骨盤の動きがポイント! 安産にもなる骨盤の動きがよくなる3分体操

あなたは骨盤の動きって意識したことがありますか?

骨盤は、生理の時に「開いて閉じる」という動きをしています。
そして、妊娠して出産をするときにも、骨盤が開くことで赤ちゃんが産まれてきます。

骨盤ダイエットや骨盤のゆがみなんてことを聞くと思いますが、
整体では、骨盤の動きがよくないと生理のトラブルが起きやすく、妊娠にも影響するし、安産かどうかにも影響するといわれています。

骨盤の動きが良くないことが妊娠しづらくなっていることにつながっていることもあのです。

また、妊娠できても骨盤の動きがよくないと、出産のときに骨盤がなかなか開かず、10時間以上も陣痛の痛い時間を過ごして難産になってしまい、赤ちゃんの命があぶなくなって、緊急でお腹を切る帝王切開の手術になってしまうこともあります。

助産師さんから聞いた話では、出産の時期になっても骨盤がなかなか開かなくて出産が長引く女性が多いそうです。

陣痛の痛みが10時間以上も長引くと思うとこわいですよね。

逆に、骨盤の動きがよいと、35歳以上の高齢出産であっても、出産時間が10時間以内で短い陣痛で済み、安産で赤ちゃんも元気にうまれやすいです。

骨盤の動きは、妊娠後の安産のためにも大事なことなのです。

「結婚して、少し夫婦二人でいたのですが、そろそろ妊活を始めようと思ったら、
なかなか妊娠につながらない……」
というときには、
骨盤の動きをよくすることも意識してみましょう!

 

あなたは昼間、座りっぱなし、立ちっぱなしなど同じ姿勢でいることが多いですか?

同じ姿勢でいることが多いと、骨盤が動かないのでガチガチにかたくなってしまいやすいです。

整体では骨盤の動きがよくないことで、

◎生理不順になりやすい
◎生理前に体の不調が出る月経前症候群(PMS)になりやすい
◎生理不順のままで妊娠にむすびつきにくい
といったトラブルが起きやすいとされています。

心当たりがありますか?

昼間に同じ姿勢をしていることが多く、生理のトラブルにも心当たりがあれば、
あなたの骨盤はガチガチになっているかも!

骨盤はちょっとしたコツで動きがよくなります!

骨盤が動くのに大事なのが股関節を動かすこと。

股関節を動かすことで骨盤の動きがよくなり、妊娠して出産をするときの骨盤の動きもよくなるため、安産のためのケアにもなります。

1日3分でできる骨盤の動きがよくなる体操メニュー
「股関節ぷるぷる」をやってみましょう。

(1)たいらなところに直接座ります

フローリングの上に直接座ると冷たいので、できればラグやカーペットがあるところでやってください。

厚みのないクッションをお尻にあててもいいでしょう。
姿勢はまっすぐきれいにする必要はないです。
背中がまるまってもいいので楽な姿勢にしましょう。

(2)座ったら足の裏をピタッと合わせます

股関節が硬いと内股が痛いので、ムリしてぴったり足の裏をくっつけようとしなくていいです。
足の位置を少し前後にずらしてみると、痛くないところがあるので調節してみましょう。

「まあなんとかバランスとれるかな」というぐらいになったらOKです。

(3)合わせた足の裏に両手を添えてズレないようにしながら、両方のヒザを上下にぷるぷる動かす

ポイントは、上下に動かすヒザを大きく動かさないこと。

1cmぐらいの幅でちょっとの幅で上下にぷるぷる動かすと骨盤、股関節の動きがスムーズになりやすいです。
大きく上下に動かすと、かえって股関節に負担がかかるのであくまでも小さな幅で動かしましょう。

やっていて「疲れたなぁ」「飽きたなぁ」と思ったらそこでやめてください。
だいたい3分もあれば終わります。

これだけです。
簡単ですよね?

骨盤の動きがよくなって妊娠しやすい体づくりができたらうれしくありませんか?

参考文献
奥谷まゆみ著:骨盤リセット

 

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