コロナウイルスが変える人生。もうイギリスに住まないという選択肢【Part.5】

イギリスからこんにちは!
コロナウイルスが変える人生。もうイギリスに住まないという選択肢【Part.4】の続きです。

 

来月からイタリアに移住!?

フラットの購入、ピンとこない……
そう思っていましたが、まさかのイタリアへ行く提案!?

イギリスにフラットを購入するということは、少なくてもしばらくはイギリスのこの場所で暮らすことになります。

話が戻りますが、このフラットは2ベットルームということも気になっていました。

元々、わたし達が考えていた部屋数は、3ベットルームでした。

このまま子供は1人のままだったら問題ないかもしれませんが、将来的に家族が増える可能性やゲストが来た時のことを考えるともう1部屋欲しいです。

もう1部屋あれば、在宅ワークのわたしの仕事部屋としても使えますし、夫が置きたい物などをその部屋に置くこともできます。

もちろん、このフラットを買わずに違う家を探すこともできます。

このフラットは立地条件が良いので、買い物が便利な場所です。
また、他の家よりもかなり安い価格なので、この条件が揃った物件はなかなか見つけられないと思います。

しかし、前回お伝えしたようにロックダウンになる前との違いが顕著に現れています。

 

今までイタリア移住の話は選択肢になかった!

イギリス

イギリスでフラットについてずっと考えていたので、違う国に移住する提案には驚きました。

ここまで読まれた方の中には、そもそも今までイタリア移住の話はなかったのかと疑問に思う方もいるかもしれません。

疑問に思ったあなた!

それはあなただけではありません。

ご主人さんイタリア人だったらイタリアに住まないの? イギリスより食べ物が美味しいでしょ?」
えー! イタリアいいじゃん! 気候も良いし! イギリスは曇っているよね!」
など、様々な方にこれまでにも聞かれたことがありました。

イタリアと言えば
・ 食べ物が美味しい
・ 気候が良い
・ 陽気で明るい国民性
というイメージを持っている方がすごく多いことを改めて知る機会でもありました。

イギリスとイタリアの比較で上位を占めているのが、食べ物と気候です。

 

イギリスの夏は最高!

イギリス

余談ですが、イギリスは曇っている日が多いですが、わたし自身はあまり深く気にしたことがなかったです。

2019年から急にイギリスの夏が暑くて苦痛になっていますが、それまではイギリスの夏が大好きでした。

この夏を引き換えに他の季節が曇っていても全く問題ないです。
素晴らしい夏をありがとうございます!と思っていました。

「旅行でイギリスに行くならいつがオススメ?」と聞かれたら「夏」と答えています。
理由は、イギリスの夏(6-8月)はすごく過ごしやすいからです。
日が長くなるので、夜になっても外が明るくて得した気分にもなれます。
カラッとした気候で熱帯夜がないので快適です。
最も暑い日で30度を超す日も出てきますが、平均は23度前後で、湿気も少なく過ごしやすいです。

 

夫がイタリアに住みたくないと言っていた理由(2つ)

1つ目はイタリアの経済です。
夫は2013年にオーストラリアで出会った頃から、イタリアは経済が悪いから絶対に住みたくない!と言っていました。

2つ目は、夫の夢がピザシェフとして自分のお店を持つことだからです。

海外では「イタリア人シェフが焼く本場のピザ」にすごく価値があります。

しかし、イタリアに帰ると既にたくさんのイタリア人シェフが本場のピザを焼いているので、そこでお店を開くのはなかなかハードルが高いですし、全く珍しくないです。

ロンドンに比べて地方都市になると更に「イタリア人シェフが焼く本場のピザ」に価値があります。
なかなかイタリア人シェフによるピザ専門店がないそうです。

将来、夫は自分のお店を持つことが夢だと話した時に、
「めいさん!ご主人さんがお店を開いたら絶対に食べに行きます」と言ってくださる方もいました。

 

新型コロナウイルスが全てを変えてしまった……

フリージャーナリストのコリン・ジョイスさんのコラムを以下一部抜粋させていただきます。

新型コロナウイルスは全てを変えてしまった。それ以前はイギリスの失業率は格段に低く、つまり失業は「あえて選択」しているか、一時的な状態を指していた。それが一瞬のうちに、普通の働き者の人々が仕事を奪われ、自営業者の稼ぎが消え去っている。」

引用文献:コロナに住宅購入資金まで奪われるイギリスの若者たち
(https://www.newsweekjapan.jp/joyce/2020/04/post-187.php)

本当にその通りだと思います。

イギリスの状況が、大きく変わりました。

イタリアは経済が悪いから絶対に住みたくない!と言っていた夫ですが、イギリスもあっという間に全てが変わってしまったのです。

続きは次回、お伝えします。

 

♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
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