イギリスからこんにちは!
コロナウイルスが変える人生。もうイギリスに住まないという選択肢【Part.3】の続きです。
後はわたし次第!
わたしがこのフラットを購入する! と決意をしたらエージェントに連絡をする流れになっていました。
自分のフラットになると思うと、賃貸の時には気にしていなかった細かいことも少し気になりました。
タンク式ボイラーであることも、脳裏をよぎります。
お風呂のお湯が出なくなり、水で洗うことが続くのだろうか?
またはガスに切り替えられるのだろうか?
または気にする程のことではないのだろうか……
今は家を買うような気分になれない!?
6月12日。
わたしはイギリス在住の方が集うコミュニティに、今の時期にフラットを買うことを相談しました。
コミュニティの方は、大変前向きで素敵なアドバイスをたくさん頂くことができました。
家の購入に関してCOVID-19の影響を感じている方は、わたし以外にもいらっしゃることもわかりました。
次は自分自身にどうしたいのかを問いかけてみました。
やはり、今はフラットを買うような気分になれないと思いました。
イギリスで家を買うためにまずやるべきこと
イギリスで家を買うためにまずやるべきことは、モゲージ (住宅ローン)を組めるような状態にすることや頭金を目標額まで貯めることなどがあります。
夫婦で何年も前から話し合っていたので、今の状況でも購入することができるようには既に準備ができています。
その為、フラットの購入自体には問題はないのですが、最大の理由の一つが夫の仕事です。
COVID-19の影響で、夫の仕事復帰の目処が立たなくなったことです。
息子を保育園に預ける話
また、わたし達とだけで過ごすよりも最初は週に1度でも良いから、息子を保育園に預ける話もしていました。
息子が保育園に慣れたら預ける回数を増やして、夫が仕事を再開する計画をしていた矢先のロックダウンでした。
実際に、保育園に入園について聞きに行ってすぐに、事態が急変しました。
シェフはどこでも働き口がある! ではなくなった
ロンドンから地方都市に引っ越した時、多くの人に
「レストランなら地方都市でもあるから、シェフはどこでも働き口があるね」と言われたことが懐かしいです。
しかし、COVID-19の影響で飲食店が大打撃です。
仕事が見つかるかわからない状態が、いつまで続くのかがわからないのです。
このまま先のことが全くわからない状態で、フラットを購入するのは気持ちがすっきりしないと思いました。
ロックダウンになる前との違い
COVID-19でロックダウンになる前は、条件にこだわりさえなければ仕事はありました。
仕事はいつでも再開できるから、しばらくは主夫になるという状況と、仕事がないから見つかるまでずっと主夫でいるのは全く違うと思いました。
特に、飲食店は本当に厳しい状態なのは目に見えてわかっています。
そうなることも考えると、ますますフラットの購入が正しい選択なのかわからなくなりました。
食費、カウンシルタックス、水道光熱費などはフラットを購入しても必要ですが、賃貸を支払う必要がなくなることは大きいです。
すごく理想的な生活になりますし、資産になることはとても魅力的です。
しかし、フラットを購入した後に、もう少し仕事が見つかりそうな大きな街へ引っ越しが必要ならば本末転倒です。
6月19日、衝撃の展開へ
お昼頃の話です。
息子がおもちゃで遊んでいる姿を見守りながら、わたし達は、息子の部屋に居ました。
「エージェントからまた連絡が来たよ。ここのフラットを買うか決めた?」と夫。
夫は言います。
「僕にもしものことがあった時にイギリスにいたら誰も身内はいない。
息子の将来を考えてもイタリアの家族がいる場所へ住んだ方が、息子の為になると思う。
将来もし2人目を授かれたとしても、第三国の誰も身内がいない国にいるよりもノンナ(イタリア語でおばあちゃん)がいる国でみんなの手を借りて育てた方が良いのかもしれないね。
今のフラットには今月末には返事をして、住まないならば来月末には退去しないといけない」
そうなのです。
住まないならば7月末には退去しないといけないです。
もう迷っている時間がありません。
そして、夫が言います。
「めいちゃんが良ければ、来月からイタリアに移住する?」
え! フラットを買う、または買わないでなくて、住む国を変えるの!?
ってことは英語からイタリア語に!?
しかも、来月!?
この言葉には衝撃を受けました。
続きは次回、お伝えします。
♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
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