イギリスからこんにちは!
前回は、コロナウイルスと英国。スーパーマーケットとデリバリーの様子(2020年4月の様子)について書きました。
日本では正式な言い方がソーシャルディスタンス!?
今回は、最近よく聞くソーシャルディスタンスは正式にはSocial Distancing? コロナウイルスと英国についてです。
英文を読まれたりする方ならば、ソーシャルディスタンスではなくSocial Distancingを見ることもあると思います。
今回は、日本ではSocial Distancingのことを正式な言い方でソーシャルディスタンスと言っていると知った時に驚いて、TwitterとFacebookに思わず呟いてしまったこと、社会学の「social distance」についてお伝えします。
後編では、イギリス人のご意見やフィジカル・ディスタンシング(Physical distancing)
についてもまとめました。
5月に思わず呟いたのは以下の内容です。
日本の芸能人が番組で、social distanceって言ってたけど、正しくはSocial Distancingです。確かに距離って言いたい気持ちわかるけど… #コロナ
(@pavanmei)
※距離って言いたい気持ちわかるけど…とは「distance」と言い切った方が短いし言いやすいと思うけど……というような意味です。
てっきり芸能人が間違えて「social distance」と言ってしまったのかと思っていました。
でもそれなら、テレビ番組の人が「違いますよ、言い直してください、撮り直しましょう!」と言ったり、それが間に合わない状態ならばなぜテロップで【ソーシャル・ディスタンシングの間違いです】となぜ表記しないのだろう……と疑問でした。
そして、Facebook読者さんとお話していくうちに、日本ではみんなソーシャルディスタンスと言っていると知りました。
社会学の「social distance」について
ソーシャルディスタンス(social distance)は、社会学では、人と人、集団と集団の距離感のことを指すので、ソーシャル・ディスタンシング(social distancing)とソーシャル・ディスタンス(social distance)はニュアンスが変わります。
ですから、新型コロナの関係で使うなら、ソーシャル・ディスタンシングのほうを使用したほうが良いと思われている人もいて、わたしもそのように考えていました。
こちらは、4月になってすぐに公開されたわたしの記事です。
英国在住筆者。都知事の緊急記者会見後にスーパーマーケットに食料品を買い込む行列を見て驚いたことhttps://www.el-aura.com/nakatani20200402/
実際に執筆していたのは3月末ですが、イギリスがロックダウンになってすぐにSocial Distancingと言う言葉を知りました。
正式にはSocial Distancing?
んん!?
distanceでなくディスタンシングなんだ!
ああ、間違えて社会学のsocial distanceって言ってしまいそう……
間違えたら意味が違うから気をつけよう! と思っていました。
ですから、語尾にはかなり注意していました。
「social distanceという言葉自体がないの?」という質問をいただいたのですが、イギリス人もSocial distanceを会話や文章で使うことがあります。
結論から言うと、Social distance は名詞でsocial distancing は動詞で、意味は同じだとイギリス人男性が教えてくださいました。
ですから、会話ではそこまで気にすることはなかったのですが、英語圏では正式にはSocial Distancingを使っています。
その辺りについて後編でお伝えします。
♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
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