イギリスからこんにちは!
乳幼児の歯磨きで、口を開けてくれない場合の対処法(選6)【2】はこちら
前回は、乳幼児の歯磨きで子供が口を開けてくれないケースの場合はどうしているかについて、実際にやっていた対処法についてお伝えしました。
前々回の記事では、わたしは日本に住んでいる時に歯科衛生士をしていて、ママ友によく〝乳幼児の歯磨き〟について聞かれることが多いのですが、これは聞かれても困る……と思うことが多いと書きました。
その理由の1つに歯科とは関係ないところに答えがありそうなケースもあるからです。
乳幼児の子供に、親が歯磨きや仕上げ磨きをしたくても口を開けてくれないというお悩みはよくあります。
実は、我が子に何か原因があるのか? または自分自身の仕上げ磨きのテクニックの問題なのかと悩むママが多いのですが、答えはちょっと違う場合もあります。
意外と思い込みということもあるのです。
わたし自身もそうでした!
今回はそんな自身の経験をシェアしたいと思います。
お友達の○○君みたいにはできない! という思い込み
わたしは息子と年齢の近い男の子のママと、子供への歯磨きの様子について話をしたことがあります。
当時は、「○○君は大人しい子だし、きっと仕上げ磨きの時にも良い子にできる子なんだ! うちの子は本当に歯磨きを嫌がるから○○君みたいにはできない!」と思い込んでいました。
でも、実際には夫がやれば良い子でお口を開けてくれたのです。
また、よく考えたらうちの子も比較的に大人しいタイプでした。笑
息子が1歳5カ月くらいから夫が上手に息子の歯磨きをしてくれるようになったのですが、夫が「あーん」と言ったら息子も「あーん」と言ってお口を開けてくれました!
驚いたことに、歯ブラシ以外の補助的清掃用具も嫌がらずに良い子でお口を開けてくれます。
しかも昨日の話ですが、息子は夫にもっと仕上げ磨きをして欲しい! と2回くらいおねだりをしていました!
その時に気づきました。
うちの子にもできる! のに、それを気づけなかった……
仕上げ磨きが嫌いな子だと思っていたけれど、全くそんなことはなかった!
わたしには、思い込みがあったということに。
歯磨きを嫌がるのは、我が子の性格やタイプの問題ではない!?
もしかしたら本当は、子供は歯磨きを嫌がっていないのかもしれません。
ママ友の子供はうちの子とは違うから、きっと良い子で仕上げ磨きを嫌がらずにできるだけで、うちの子は誰がやっても難しい! というのは、思い込みかもしれません。
もちろん場合によっては、本当に歯磨きを嫌がっていることもあると思いますが、もう少し俯瞰的な視点を大切にしてみましょう。
例えば、ご自身ではない誰かにお子様の歯磨きや仕上げ磨きを託すなど、違う環境での子供の反応を見ると真実がわかるかもしれません。
実際に我が家の場合は、あんなにわたしが歯磨きをしようとすると嫌がっていたので、押さえつけながら磨くことしかできなかったですが、夫にお願いしたらあっさりと静かにお口を開けてくれました。
歯磨きを嫌がるのは、子供の性格やタイプの問題ではなく、何らかの親子のコミュニケーションや躾の方法を変えれば変わる可能性があります。
誰かに託せばできることは根本的な問題解決ではない
誰かに託せば仕上げ磨きができることは根本的な問題解決ではないですし、パートナーが仕事で帰宅が遅いので母親自身が仕上げ磨きをできないと困る! と思われる人もいらっしゃると思います。
もちろん、誰かに託せばできることは根本的な問題解決ではありません。
しかし、最初の第一歩として、〝うちの子は歯磨きを嫌がる〟という思い込みに気づくことは大切だと思います。
その次にわたしがしたことは、なぜ息子は夫にはお口を開けてくれるのか思い当たる理由を探しました。
次回詳しくお伝えします。
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